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2009年 05月 15日

09年6月上旬新刊:デュットマン『思惟の記憶』

09年6月上旬新刊:デュットマン『思惟の記憶』_a0018105_18332312.jpg2009年6月5日→12日取次搬入予定 【人文・哲学・現代思想】

思惟の記憶――ハイデガーとアドルノについての試論
アレクサンダー・ガルシア・デュットマン:著 大竹弘二:訳
A5判上製416頁 本体4,800円 ISBN978-4-901477-47-5

古代ギリシア以来の哲学の創設をめぐるハイデガーの思惟と、アウシュヴィッツ以後の哲学の罪責をめぐるアドルノの思考。これらふたつの思想は歴史とどう向き合い、いかに出来事を名づけたか。両者との果敢な対決を通じて20世紀ドイツ哲学の限界を検証する試み。「正真正銘もっとも重要な草分け的書物」(ハーマッハー)の、待望の完訳。

アレクサンダー・ガルシア・デュットマン(Alexander García Düttmann):1961年バルセロナ生まれ。哲学者。ロンドン大学ゴールドスミス校視覚文化学科教授。主な著書に、1989年『贈与された言葉』、1991年『思惟の記憶』(本書)、1993年『エイズとの不和』(月曜社刊行予定)、1996年『この世界のすべての言葉と沈黙において愛とは何か』、1997年『諸文化のはざまで』、1999年『友たちと敵たち』(『友愛と敵対』大竹弘二・清水一浩訳、月曜社、2002年)、2000年『芸術の終焉=目的』、2004年『この通り――アドルノ『ミニマ・モラリア』への哲学的注釈』、2004年『誇張の哲学』、2005 年『痕跡を抹消せよ』、2007 年『ヴィスコンティ――肉と血における洞察』、2008 年『デリダと私』などがある。

大竹弘二(おおたけ・こうじ):1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。現在、南山大学外国語学部准教授。共訳書にアレクサンダー・ガルシア・デュットマン『友愛と敵対――絶対的なものの政治学』(清水一浩との共訳、月曜社、2002年)がある。

by urag | 2009-05-15 19:48 | 近刊情報 | Comments(2)
Commented by ttt at 2009-05-17 05:14 x
こういう涎が出そうになる本を惜しげもなく出す月曜社はカッコいいなあ…。
早めに買っておきたい。
Commented by urag at 2009-05-18 04:18
tttさん、ありがとうございます。ひーこらぜーぜー息を切らしながらやってます・・・


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