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2009年 04月 20日

平川祐弘訳のダンテ『神曲』の文庫化がついに完結

平川祐弘訳のダンテ『神曲』の文庫化(河出文庫)がついに完結しました。文庫化にあたり全面的に訳文と訳注が見直されています。挿画は味わいあるギュスターヴ・ドレによるもの。ダンテ『神曲』の文庫版は現在三種類刊行されています。河出文庫版の完結記念に三種類を並べて写真を撮りました。上段から、岩波文庫、集英社文庫ヘリテージシリーズ、河出文庫。
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河出文庫版
ダンテ『神曲』平川祐弘訳、全三巻、本体各950円。挿画はドレ。
08年11月「地獄篇」、09年01月「煉獄篇」、09年04月「天国篇」。

集英社文庫ヘリテージシリーズ版
ダンテ・アリギエーリ『神曲』寿岳文章訳、全三巻、本体各952円。挿画はウィリアム・ブレイク。
03年01月「地獄篇」「煉獄篇」「天国篇」同時刊行。

岩波文庫版
ダンテ『神曲』山川丙三郎訳、全三巻、本体上中巻660円、下巻700円。挿画なし。
52年08月「地獄」、53年03月「浄火」、58年08月「天堂」。

河出と集英社はいずれも美しい挿画付きの現代語訳です。挿画はドレの方が多く、写実的でドラマチックです。ブレイクの挿画は宗教的で寓意的。岩波は挿画はありませんが、文語調で読みたいならこちら。現代語と言っても、集英社のは現代語と文語のちょうど中間くらいと言ったほうがいいかもしれません。若い世代向けの現代語訳としては河出文庫をおすすめします。
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by urag | 2009-04-20 03:06 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
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