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2009年 03月 09日

イベント「暮らし革命 / Life Revolution」@京都・喫茶はなれ

闘争のアサンブレア』の共著者である廣瀬純さんと『ルーツ』の共訳者である遠藤水城さんが、左京区元田中の「喫茶はなれ」というカフェスペースで行われる下記の催しに出演されます。皆様のお越しをお待ちしております。

暮らし革命 / Life Revolution

もてる限りの創造力で、現代社会のだめっぷりを変え、「今」に対する対案を出そうとするプロジェクトが、世界中で増えているような気がします。hanareの活動も、そんな大きな流れの「点」になればと思いながら、会話と煙をくぐらすコミュニティーカフェとして、小さなパンク食堂として、京都の左京区で活動してきました。そして今年で3周年、4月18日には盛大なパーティーを開きます。「あーでもないこーでもない」とうんうんうなりながら、個人の生活から大きな世界情勢までをひっくるめ、芸術的で美しい暮らし方、もう一つの社会のあり方を考える1日にします。料理と飲み物を囲んだパーティーが進行しつつ、坂口恭平さん(美術家)、高嶺格さん(美術家)、廣瀬純さん(龍谷大学専任講師、映画批評家)、遠藤水城さん(インディペンデントキュレーター)という、とびっきり面白い人達のトークがあったり、京野菜と手作り味噌の販売、坂口恭平さんのライブなどなど、支離滅裂かつ、盛りだくさん。4月18日はとにかく左京区に全員大集合!

[日時]2009年4月18日(土) 16:00~22:00
[場所]anchovie Cafe 3F Space
[住所]京都市左京区田中西大久保町47-2
[アクセス]叡山電鉄元田中駅下車すぐ
[料 金]2,000円(1ドリンク&スナック)
[お問い合わせ]info(at)hanareproject.net

★参加を希望される方は、上記メールアドレスまでご連絡くださると来場者人数を把握することができるので、助かります。

★パーティー会場の1階はアンチョビカフェ(イタリアンレストラン)、2階はOKUTE(バー)です。パーティーを途中で抜け出して、1階、2階で話の続きを...という展開もお勧めです。

□パーティー〈16:00-22:00〉
hanare といえばパーティー。 美味しい軽食と飲み物、お腹が空いている人にはしっかりフードも準備しています。だらだら、ワイワイお楽しみください。途中参加もOKです。気軽にお越しください。

□大原からの野菜・味噌販売 〈16:00~〉
京都大原、つくだの棚田で、有機無農薬栽培の野菜と米を作っている、ヴィレッジ・トラスト・つくだ農園(渡辺夫妻+犬1匹)による野菜と、麦味噌/米味噌の販売があります。売り切れ次第終了。

□トーク 〈17:00-19:30〉
「新しい社会のあり方」を考え、実行に移すには、アートの創造性/批評性なくしては始まりません。という訳で、トークゲストには、アートは社会の中でどのような力を持ちうるのかを思考し、いろんな方法でもって実践している人たちを招いています。たくさん喋って、アイデアを交換できる場にします。

□ライブ 〈20:30-21:00〉
坂口恭平によるアコースティックライブ。ケニアのナイロビでマスターしてきた曲を中心に、坂口ワールドが炸裂します。

[ゲスト]
高嶺 格
美術作家。1990年代初頭より、個人およびグループでパフォーマンスなどを行い、ダムタイプの作品にも参加する。舞台芸術などの空間造形にも関わり、身体を主軸にして様々なメディアを駆使しながら多彩な作品を発表している。主な作品に、「木村さん」や、コモン・センスを巡る現在の混迷した状況を表現したインスタレーション「ビッグ・ブロウ・ジョブ」、2トンにも及ぶ粘土を使用したクレイアニメーション「God Bless America」など。「性」の問題にも触れながら、異なる背景や価値観を持つ他者への接触と困惑、更に相互理解を志向するプロセスを表現している。最近の展覧会に、山口情報芸術センター(YCAM)で開催された大友良英展「ENSEMBLES」の共同制作作品、せんだいメディアテークでの「大きな休息」がある。

廣瀬 純
1971 年、東京生まれ。1999年、パリ第3大学映画視聴覚研究科博士課程中退。現在、龍谷大学経営学部専任講師、仏・映画批評誌「Vertigo」編集委員。著書に『美味しい料理の哲学』(河出書房新社、2005年)、『闘争の最小回路―南米の政治空間に学ぶ変革のレッスン』(人文書院、2006年)、『闘争のアサンブレア』(Colectivo Situacionesとの共著、月曜社、2009年3月)、『シネキャピタル』(洛北出版、2009年4月刊行予定)など。訳書にパオロ・ヴィルノ『マルチチュードの文法』(月曜社、2004年)、トニ・ネグリ『芸術とマルチチュード』(月曜社、2007年、共訳)/『未来派左翼―グローバル民主主義の可能性をさぐる(上・下)』(日本放送出版協会[NHKブックス]、2008年)など。

坂口 恭平
1978 年熊本県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。小学生時代、学習机を巣のように改造して遊ぶ体験から建築家を志すも、次第に建築家なしの建築へ興味を持つようになる。1999年、渋谷区に建っていた公団の屋上にある貯水タンクに棲む。2004年、卒業論文として作った路上生活者の家を調査した写真集『0円ハウス』をリトルモアより出版。2005年、小説の中に描かれた空間を文字から絵に変換する「立体読書」シリーズ開始。東京の庭の無い場所に作られた庭「四次元ガーデン」を採集開始。2006年、カナダのバンクーバー美術館にて初個展。ペンとインクで都市を描き始める「DIg-Ital」。2007 年、ケニアのナイロビで開催された世界社会フォーラムに参加し、鉄屑とダンボールで自転車彫刻を制作。2008年、隅田川に住む都市採集生活の達人鈴木さんと出会い、彼の生活を記録した『TOKYO 0円ハウス0円生活』を大和書房より出版。その後、初めての小説『隅田川のエジソン』も青山出版社より出版。

遠藤 水城
キュレーター。ARCUS Projectディレクター。フリーランスのキュレーターとして世界各地で活躍。art space tetra(2004/福岡)、Future Prospects Art Space(2005/マニラ)、 遊戯室(2007/水戸)など、アートスペースの設立にも携わる。2004-2005年、日本財団APIフェローとしてフィリピンおよびインドネシアに滞在。2005年国際的な若手キュレーターに贈られる「Lorenzo Bonaldi Art Prize」受賞。「Singapore Biennale 2006」ネットワーキング・キュレーター。2007年、Asian Cultural Councilフェローで米国に滞在。2009年、フランスのVassiviere Art Centerで曽根裕個展「スノー・レオパード・ガーデン」を企画。11月に開催される横浜国際映像祭キュレーター。共訳書にジェイムズ・クリフォード『ルーツ―20世紀後期の旅と翻訳』(月曜社)がある。東京芸術大学非常勤講師。

[hanare]
2006年にウィークリーカフェ「喫茶はなれ」の運営を開始してから、2009年4月にhanareは3周年を迎えます。ワークショップ・レクチャー、ビジュアルプロジェクト等の企画・運営を通し、生活に関わること全て(食、芸術、現代思想、身体、政治・経済、建築、他全部)について実験的でワクワクする活動を行っている人たちと協働しながら、新しい考え方、表現方法を模索し、実践しています。あくまでも京都に生きる私たちの生活に深く根ざしながら、世界の地方都市ともダイレクトに繋がり、共に生きて行くこと、インディペンデントな場所として、抗う力を養う場所でもありたいと思っています。今後は21世紀の「公民館」として活動の幅を広げて行きます。

by urag | 2009-03-09 12:38 | Comments(0)


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