2008年 11月 22日

注目新刊:08年11月22日発売分より

◎08年11月22日発売分より ※オンライン書店bk1の登録日を基準にしています。

ハイデッガーの建築論――建てる・住まう・考える
マルティン・ハイデッガー:著 中村貴志:訳・編
中央公論美術出版 本体4,300円 B6判313頁 978-4-8055-0579-3
■版元紹介文より:20世紀を代表する哲学者、ハイデッガーによる広く名の知られた人間の根源的あり方を建築する行為と同一視した哲学者の存在論的建築論を、詳細な註と解説を附して刊行する。
★同版元では8月にハイデガーの「詩人のように人間は住まう」のほか、オルテガ、ペゲラー、アドルノの建築論を一冊にまとめたアンソロジー『哲学者の語る建築』(伊藤哲夫+水田一征編訳)を刊行したばかりです。今回の新刊では、ハイデガーの名講演「建てる・住まう・考える」の翻訳と、訳者の中村さんによる論考「建築論の対話」が収録されています。「原文と仏訳、英訳を精緻に分析」したとのことです。

糸と痕跡
カルロ・ギンズブルグ(1939-):著 上村忠男:訳
みすず書房 本体3,500円  46判272頁 978-4-622-07436-6
★歴史記述における虚構と真実を巡る論考6編を収録。

メモリアグラフィカ no.4 1978 新宿ゲイ/新宿二丁目+歌舞伎町
中居裕恭:写真
グラフィカ編集室 本体1,800円 B5変型判並製本文4色80頁 978-4-903141-07-7
■版元紹介文より:「お客は銀行員と不動産屋ばかりでネ。ボトルが入っていても、ボトル、ボトルって万札ばんばん入ってきたワヨ。みんな使っちゃったけどネ。」30年前、毎日がお祭りのようだった新宿二丁目、ゲイたちの晴れ姿。
★本年9月に『メモリアグラフィカ no.3 1978 庄内平野/山形県東田川郡余目、米作りの町』(丹野清志:写真)とともに発売。「メモリアグラフィカ」シリーズはこれまで、no.1 『1963 炭鉱住宅/常磐炭田小野田炭礦』(丹野清志)、no.2『2007 北海道夕張市/史、街、風景』(伊藤愼一)、no.5『1983 直方・北九州/アワダチソウと煙突のある街』(尾仲浩二)、no.6『1980 六本木ソウル・エンバシー/港区六本木黒人ディスコ界隈』(藤田進)が先月までに刊行済み。中でも、昨年末刊行されたno.2の夕張は、寂れた町の様子が生々しいです。

JAPAN UNDERGROUND 4
内山英明(1948-):著
アスペクト 本体6,000円 B4変型判141頁 978-4-7572-1600-6
★「III」で完結が謳われていましたが、ついに第四弾が出ました。地下世界の魅力はまだ尽きません。

伝説の編集者・巖浩を訪ねて――「日本読書新聞」と「伝統と現代」
井出彰(1943-):著
社会評論社 本体1,800円 四六判224頁 978-4-7845-1469-4
■版元紹介文より:『吉本・谷川新聞』などと戯称されつつ、安保闘争後の思想状況を切り開いた『日本読書新聞』。低迷する80年代に思想の孤塁をまもった『伝統と現代』。この両者を主宰した巖浩は前者の読者をうならせた名コラム『有題無題』の筆者でありながら、青臭い観念が大嫌いな柔道とりでもあった。思想とは生きるスタイルのことだと信じ、出版界から離脱して労務者暮らしまで経験した老辣無双のリベルタンの軌跡がいま明かされる。
★著者の井出彰さんは、早稲田大学卒業後、「日本読書新聞」編集長、三交社取締役を経て、88年から「図書新聞」代表をつとめられ、小説や随筆などの著書もあります。
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by urag | 2008-11-22 23:40 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
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