人気ブログランキング | 話題のタグを見る

URGT-B(ウラゲツブログ)

urag.exblog.jp
ブログトップ
2008年 11月 19日

注目新刊:08年11月19日発売分

◎08年11月19日発売分より ※オンライン書店bk1での登録日を基準にしています。

チェコへ、絵本を探しに
谷岡剛史(1975-):著
産業編集センター 本体1,300円 A5縦長変型判152頁 978-4-86311-018-2
■版元紹介文より:世界屈指の絵本大国チェコ。チェコ絵本のエキスパート「チェドックザッカストア」店主がおくる絵本探し旅ガイドの決定版! 掲載絵本数約280点。すべてに原題・刊行年・著者名・イラストレーター名を記載。首都プラハをはじめ、ブルノ、オストラヴァなど郊外のタウンマップ、古本屋情報&旅情報も満載!
★著者の谷岡さんは大阪のご出身。「チェコを中心にドイツ、ポーランドなどの雑貨、絵本の店「チェドックザッカストア」を2004年に神戸に開店。店で扱う商品は直接足を運び買い付ける」とのことです。

ピカソの世紀――キュビスム誕生から変容の時代へ 1881-1937
ピエール・カバンヌ(1921-2007):著 中村隆夫:訳
西村書店 本体5,500円 四六判1016頁(図版32頁) 978-4-89013-605-6
■版元紹介文より:その偉大さゆえに、しばしば伝記作家たちにより誇大評価され、ゆがめられてきたピカソ像。フランス芸術界の精鋭カバンヌは、そうした過去の言説を鵜呑みにすることなく、生前の本人への直接インタビューをはじめ、ピカソゆかりの土地での現地取材など、ひとつひとつ真偽を確かめながら巨匠の姿を明らかにしてゆく。
★カバンヌはフランスの美術批評家。マルセル・デュシャンとの対談本『デュシャンは語る』(岩佐鉄男+小林康夫訳、ちくま学芸文庫、99年;旧書名『デュシャンの世界』(朝日出版社、79年)が訳されています。

図解ヨーロッパ中世文化誌百科 (上下)
ロバート・バートレット:編 樺山紘一:監訳
原書房 本体各4,500円 A5判227頁/281頁 978-4-562-04189-3/04190-9
■版元紹介文より:中世の図像は情報の宝庫である……現代最高の歴史家たちが、800以上におよぶ図版を駆使して、1000年にわたるヨーロッパ中世の魅力と真実、その豊饒な創造世界を見事に浮き彫りにする、画期的な書!
★編者のバートレットの著書の既訳には、『中世の神判――火審・水審・決闘』(竜嵜喜助訳、尚学社、93年)や、『ヨーロッパの形成――950年−1350年における征服,植民,文化変容』(伊藤誓+磯山甚一訳、法政大学出版局、03年)があります。

闇の摩多羅神――変幻する異神の謎を追う
川村湊(1951-):著
河出書房新社 本体2,200円 46判244頁 978-4-309-22494-7
■版元紹介文より:天台宗系の寺院の常行堂などの「後戸」に秘められた秘仏である摩多羅神。この大陸由来の、秦氏と深く関わる、申楽の後戸の神であり、宿神、翁神でもある“踊る神”の謎に、文献研究とフィールド調査から本格的に迫る。
★山本ひろ子『異神』(上下巻、ちくま学芸文庫、03年;平凡社、98年)や中沢新一『精霊の王』(講談社、03年)に親しんできた読者にとっては気になる本ではないでしょうか。

機密指定解除――歴史を変えた極秘文書
トーマス・B・アレン:著 佐藤正和:訳
日経ナショナルジオグラフィック社 本体1,900円 46判360頁 978-4-86313-052-4
■版元紹介文より:アルマダの海戦からイラク戦争まで、歴史を変えた戦争を情報戦という視点から捉え、その舞台裏を明かす一冊。ワシントンの国立公文書館で機密解除された外交文書など50通の“動かぬ証拠”をもとに、知られざる歴史の裏側を伝えます。さらに、歴史に埋もれた各国情報部員(スパイ)の諜報活動の実態も明らかにします。
★解説は作家の佐藤優さん。収録されている文書には、「2001年8月6日にブッシュ大統領に届いていた世界同時テロの警告文書」「アメリカのイラク侵攻を正当化した、ニジェールのウラニウム売却文書」「ルーズベルトとチャーチルの交信の盗聴記録」「5セント硬貨に仕込まれた暗号文書」「冷戦下のベルリントンネルでの盗聴の記録」「ヤルタ会談、三巨頭の会談メモ」「CIAの「内輪の恥」文書」などが含まれているとのことです。

***

◎注目近刊:08年11月21日発売予定

ミシュランガイド東京2009ラグジュアリーバージョン&モレスキン特製グルメノートブックセット
■発売元紹介文より:限定7000セット。ラグジュアリーバージョン専用カバーで装丁された、「ミシュランガイド東京2009」はシリアルナンバーが施された特別版。また、このラグジュアリーバージョンのためだけに誕生したオリジナルMOLESKINEグルメノートブックが深紅のギフトボックスに入って登場。特製グルメノートブックには東京都内中心部の地図ページをはじめ、レストラン名、料理のタイプ、ランチやディナーの料金、電話番号、営業時間などの基本情報やメニューやワインリストの内容、自分なりのコメントを記入する欄が設けられています。また料理の素晴らしさを示す星と、快適さを示すスプーン&フォークマークのシールがついており、自分なりの評価をミシュランガイドのシンボルマークで表すことができます。
★モレスキンは今回の企画に限らずいつもコラボレーションがうまいですね。


◎注目近刊:08年11月22日発売予定

バレンボイム音楽論――対話と共存のフーガ
ダニエル・バレンボイム:著 蓑田洋子:訳
アルテスパブリッシング 本体2,400円 四六判248頁 978-4-903951-10-2
■版元紹介文より:パレスティナ自治区での奇跡のコンサートを実現させたマエストロが、サイードとの共著『音楽と社会』(みすず書房)ののちに到達した思想がここに結実。不条理に満ちた時代に音楽による希望を力強く謳いあげる。日本版オリジナルの序文付き。
★ブーレーズ論や「エドワード・サイードの思い出」などが収録されています。巻末に年譜あり。

by urag | 2008-11-19 22:59 | 本のコンシェルジュ | Comments(0)


<< 「森山大道 ミゲル・リオ=ブラ...      注目新刊:08年11月18日発売分 >>