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2008年 10月 05日

ブックフェア「平和の棚の会」@ジュンク堂書店新宿店、10月31日まで

ブックフェア「平和の棚の会」@ジュンク堂書店新宿店、10月31日まで_a0018105_01457100.jpg「朝日新聞」08年10月5日付東京版に、「平和の書棚 発進/新宿・ジュンク堂/既存ジャンル超えメッセージ/20社連携、600冊ずらり/会を発足 広がり期待」という記事が掲載されました。8月からジュンク堂書店新宿店で開催中のブックフェア「平和の棚の会」についての紹介を、記者の星野哲さんがまとめておられます。

このブックフェアは、新宿店に昨春誕生した「反戦・平和棚」をヒントに、私にとっては業界の大先輩である高文研営業部の飯塚直さんや凱風社役員の新田準さんらが呼びかけて、人文社会系の版元20社が「平和」をテーマに600点もの関連書籍をセット組みしたものです。ここで言う「平和」とは単に「戦争のない状態」を意味するのではありません。「戦争にとどまらず、貧困や格差、歴史、ジェンダー差別など、平和の概念を広くとらえた内容」(記事より)で、いわゆる「積極的平和」について考えるためのフェアです。ブックフェアの案内文(PDFファイル)では、「積極的平和」についてこう端的に説明されています、「衣食住・人権・福祉・ジェンダーなどで差別されず、命が脅かされないこと」である、と。

記事では、新宿店の澤樹伸也さんらとともに「反戦・平和棚」をつくるお手伝いをした私の名前やインタビューも紹介されています。「反戦・平和棚」成立の背景には多くの出来事と、そこに関わった人々がいるのですが、長い話になるので、ここでは省きます。いずれにせよ、自分たちのやったことがきっかけになるなら、とても嬉しいです。ただ、「平和の棚の会」には月曜社は残念ながら参加していません。今回はご縁がありませんでした。

このブックフェアは新宿店では10月31日まで開催され、その間にトークセッションも幾度か催されます。今月29日には「平和の棚の会」が正式に発足することのとです。参加版元を増やすとともに全国の書店での販売促進を企図されているので、興味のある書店さんや版元さんは高文研や凱風社に問い合わせてみてください。

by urag | 2008-10-05 23:31 | Comments(0)


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