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2008年 07月 21日

【公開版】今週の注目新刊(第7回[第156回]:08年7月20日)

自爆テロ
タラル・アサド:著 茢田真司:訳 磯前順一:解説
青土社 08年8月 2,520円 46判262頁 ISBN978-4-7917-6427-3
■版元紹介文より:「西洋/イスラーム」「文明/野蛮」「テロ/正しい戦争」……。自爆テロをめぐる議論は固定化された枠組みに囚われ、思考停止に陥っている。越境の思想家アサドが「文明の衝突」や 「正しい」戦争といった従来の議論を超えて、新たな時代の文明論を切り開く。
★タラル・アサド既訳書:『宗教の系譜――キリスト教とイスラムにおける権力の根拠と訓練』(中村圭志:訳、岩波書店、04年1月)、『世俗の形成――キリスト教、イスラム、近代』(中村圭志:訳、みすず書房、06年3月)、共編『宗教を語りなおす――近代的カテゴリーの再考』(磯前順一:共編、みすず書房、06年7月)。
★上記共編書には、アサドの論文「比較宗教学の古典を読む」のほか、酒井直樹「西洋と比較」、スチュアート・ホール「ジャマイカの宗教イデオロギーと社会運動」、ハリー・ハルトゥーニアン「記憶、喪、国民道徳」、磯前順一「死とノスタルジア」などの論考が収録されています。
★関連する注目新刊に以下があります。アミール・ミール『ジハード戦士真実の顔――パキスタン発=国際テロネットワークの内側』(津守滋+津守京子:訳、作品社、08年7月)。

グリム兄弟 メルヘン論集
ヤーコプ・グリム+ヴィルヘルム・グリム:著 高木昌史+高木万里子:編訳
法政大学出版局 08年7月 2,835円 46判226頁 ISBN978-4-588-00891-7
■収録論文:「古い伝説の一致について」(ヤーコプ)/「伝説と詩および歴史との関係についての考察」(ヤーコプ)/「民衆詩の収集に関する回状」(ヤーコプ)/「昔話の本質」(ヴィルヘルム)/「伝説の本質」(ヤーコプ)/「動物寓話の本質」(ヤーコプ)/「妖精案内」(ヴィルヘルム)/「アイルランド南部の妖精伝説と伝承」(ヴィルヘルム)/「スコットランド高地人の俗信と祝祭娯楽」(ヴィルヘルム)/「短編物語、昔話および伝説におけるシェイクスピアの典拠」(ヴィルヘルム)/「パンチャ・タントラ」(ヴィルヘルム)/「「ペンタメローネ」〈バジーレ〉」(ヤーコプ)/「ペロー童話集」(ヴィルヘルム)/「イギリス、スコットランド、アイルランド」(ヴィルヘルム)/「ロシアの昔話}(ヤーコプ)/「スペインの昔話」(ヴィルヘルム)。
★先行する論文集には『ドイツ・ロマン派全集(15)グリム兄弟』(国書刊行会、1989年4月)があります。収録作は以下の通り。「メルヒェン集――エーレンブルク稿」(ヤーコプ+ヴィルヘルム)/「自叙伝」「ヴィルヘルム追悼講演」「言語の起源について」「法の内なるポエジー」(以上、ヤーコプ)/「古代ドイツ文学の成立とその北欧文学との関係について」(ヴィルヘルム)。

シニェポンジュ
ジャック・デリダ(1930-2004):著 梶田裕:訳
法政大学出版局 08年7月 3,150円 46判267頁 ISBN978-4-588-00892-4
★2008年1月以降のデリダ新刊:2月『哲学の余白(下)』(法政大学出版局)/3月『条件なき大学』(月曜社)/4月『言葉を撮る――デリダ/映画/自伝』(サファー・ファティとの共著、青土社))/近刊『ならず者たち』(みすず書房)。
★2008年1月以降のデリダ論:5月『哲学の〈声〉――デリダのオースティン批判論駁』(スタンリー・カヴェル:著、春秋社)/6月『デリダ』(ジェフ・コリンズ:著、ちくま学芸文庫)、7月『デリダを読む』(ペネロペ・ドイッチャー:著、富士書店)。
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by urag | 2008-07-21 03:29 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
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