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2008年 05月 15日

デレク・ジャーマン『ヴィトゲンシュタイン』(1993年作品、75分)

デレク・ジャーマン(1942-1944)監督の、93年の映画作品『ヴィトゲンシュタイン』がYahoo動画で08年8月31日まで無料で見れますが、アップリンクさんから94年3月に刊行された『WITTGENSTEIN - Directed by Derek Jarman』(ISBN4-900728-02-0)が手元にあるともっと楽しめると思います。この本の冒頭には、浅田彰さんのエッセイ「Queer Philosophy」と、永井均さんの人物解説「ヴィトゲンシュタインについて」が収録されています。さらに、コリン・マッケイブによる序文と、テリー・イーグルトンによるスクリプト、デレク・ジャーマンのエッセイ「これはルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタインの映画ではない」も。贅沢な本です。お奨めします。

デレク・ジャーマンのエッセイから。

映画の哲学。プランを持たないこと。それなら一緒に働くスタッフたちにあとを任せることができる。
ノーと言わなければならないときは、やさしく言うのだ。そうすれば、イエスと言ったのだとみんなは思ってくれる。
映画がバラバラになったら、自分の間違いを拾い集めて、教訓とするのだ。
カオスの理論。混乱に陥ってはならない。
だれが映画にかまうものか。私はかまったことなどない。ルードヴィヒが哲学について感じたと同じことを、私は映画に感じている。もっと差し迫った事柄がほかにあるのだ。
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by urag | 2008-05-15 23:51 | 雑談 | Trackback | Comments(0)
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