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URGT-B(ウラゲツブログ)

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2008年 04月 18日

ブックフェア「大学の未来、教養の行方」@東大生協駒場

弊社より先月刊行したジャック・デリダの『条件なき大学』を中心としたブックフェア、「大学の未来 教養の行方――大学はなぜ必要か? 何のための教養か?」が東京大学生協駒場書籍部で好評開催中です。フェアの店頭写真や、ブックリストが、『条件なき大学』の訳解説者である西山雄二さんの記事によって、UTCPブログで公開されています。同様のフェアは、東京大学生協本郷書籍部や、北海道大学生協クラーク店、東北大学生協文系店で開催されていると聞いています。学生の皆さんにご高覧いただけたら幸いです。

さて、先般告知させていただいた通り来週木曜日、08年4月24日夕方に、ジュンク堂書店新宿店にて、ジャック・デリダをめぐる鵜飼哲さんと西山雄二さんのトークイベントが行われます。日本のデリダ受容史における第二世代の鵜飼さんと第三世代の西山さんが、デリダとの出会い、交流、別れを、ざっくばらんに語る予定です。皆様のお越しをお待ちしております。

◎鵜飼哲×西山雄二トークセッション「ジャック・デリダ、他者への現前――教育者として、被写体として、絆として

日時:2008年4月24日(木)18:30~
会場:ジュンク堂書店新宿店8階喫茶
入場料:1,000円(1ドリンクつき)
定員:40名
受付:7Fカウンターにて。電話予約承ります。TEL.03-5363-1300

内容:脱構築の哲学者ジャック・デリダが死去して三年半が経とうとしています。もはや私たちは彼が生きて語る姿を見ることはできません。しかし彼の肉声は、彼の講義を受けた者たちの記憶と、彼の自伝的映画のうちに、残されています。彼はどんな教育者だったのでしょうか。また、彼は被写体としてどう振舞ったのでしょうか。つまり、デリダの《他者への現前》とはいかなるものだったのでしょうか。彼と間近に接した鵜飼哲さんと西山雄二さんに語っていただきます。ジャック・デリダ『条件なき大学』(月曜社)および、デリダ+ファティ『言葉を撮る』(青土社)刊行記念。

講師紹介:
鵜飼哲(うかい・さとし)1955年生まれ。一橋大学言語社会研究科教授。著書に『応答する力』(青土社)、『抵抗への招待』(みすず書房)、『償いのアルケオロジー』(河出書房新社)など。訳書にデリダ『盲者の記憶』、『生きることを学ぶ、終に』(以上、みすず書房)、ジャン・ジュネ『アルベルト・ジャコメッティのアトリエ』(現代企画室)など。

西山雄二(にしやま・ゆうじ)1971年生まれ。東京大学特任講師およびグローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」プログラム・マネージャー。著書に『異議申し立てとしての文学―モーリス・ブランショにおける孤独、友愛、共同性』(御茶の水書房)。訳書にカトリーヌ・マラブー『ヘーゲルの未来―可塑性・時間性・弁証法』(未來社)など。

by urag | 2008-04-18 21:19 | Comments(0)


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