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2007年 12月 05日

「インターコミュニケーション」63号と「ラチオ」4号

a0018105_1901247.jpg季刊誌「InterCommunication」63号(08年冬)」の特集は「アートと社会のエコロジー--地球環境問題へのオルタナティヴ」。圧巻なのは、山本貴光さんによる三つの記事です。「年表・エコロジー300年史」「エコロジーがわかるキーワード65」「ブックガイド〈3つのエコロジー〉」(111冊を紹介)。この三つを一人でできちゃうところが山本さんのすごいところ。本屋さんでのブックフェアや棚作りにはもってこいの資料になります。

いっぽう、別冊「本」の思想誌版「RATIO」4号は、大特集が三本。「「日本論」への視角」、「「憲法」とは何か」「形而上学の可能性」。連載特集「イタリア現代思想への招待」第四回目は「美学と現代思想のあいだ」と題し、岡田温司さんによる「アイステーシスの潜勢力」、マリオ・ペルニオーラ「芸術と残余」(鯖江秀樹訳)、ジャンニ・カルキア「芸術の哲学/哲学の芸術」(長友文史訳)を収録。岡田さんの論説の末尾に付された「付記」によれば、本連載は今回でいったん終了とのこと。ああもっと読みたかったなあ。

ペルニオーラ(1941-)はアガンベンより一歳年上の哲学者。ルイジ・パレイゾンの弟子筋です。既訳書に『エニグマ--エジプト・バロック・千年終末』(岡田温司・金井直訳、ありな書房、1999年)があります。カルキア(1947-2000)は若くして亡くなった哲学者。ジャンニ・ヴァッティモの弟子筋。日本語訳はまだありませんが、『名とイメージ--ヴァルター・ベンヤミン試論』、『思考の愛』などの著書があります。
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by urag | 2007-12-05 19:39 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(3)
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Commented by 山本貴光 at 2008-01-07 21:23 x
まことに遅ればせながら、ご紹介と過分なお言葉をありがとうございました!
Commented by urag at 2008-01-08 19:34
山本さん、毎度です。わざわざお越しいただき、恐縮です。年末年始もきっとお忙しい毎日だったことと拝察しますが、どうぞお体をお大事になさってください。私は今冬は風邪をひかずにいい調子だぞ、と思っていたら、さいきんついに家族からもらってしまいました。
Commented by 山本貴光 at 2008-01-09 00:46 x
ありがとうございます。小林さんもどうかご自愛くださいませ。

(『エウクレイデス全集』刊行はとてもうれしいニュースでした!)


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