2007年 09月 27日

アガンベン『例外状態』が未来社より近日発売開始

a0018105_201575.jpgジョルジョ・アガンベンの主著である「ホモ・サケル」シリーズの第二巻第一分冊『例外状態』の日本語版が未来社より近日発売開始となります。来週以降店頭に並び始めるようです。ブックデザインは戸田ツトムさん。

例外状態
ジョルジョ・アガンベン:著 上村忠男+中村勝己:訳
四六判上製194頁 本体:2,000円 ISBN:978-4-624-01175-8

内容(帯文より):法秩序と生とのあいだの閾に降り立ったところからの、政治への問いかけ──。「世界的内戦」下の現代にあって統治のパラダイムと化した「例外状態」。そのミニチュア・モデルを古代ローマにおけるユースティティウム=「法の停止」に求めつつ、法の空白をめぐるシュミット=ベンヤミンの戦いの意味を批判的に検討する。「ホモ・サケル」シリーズ第3弾!

本書を中心に据えたブックフェア「法・政治・生:「例外状態」という統治のパラダイム――アガンベン「例外状態」を読む」が、ジュンク堂書店新宿店で行われています。また、本書をめぐるミニ・フェアやコーナーが、芳林堂高田馬場店、東京大学生協駒場書籍部、早稲田大学生協コーププラザ店などで開設されている(あるいはされる予定)と聞いています。

a0018105_2025222.gif未来社さんでは、この新刊の刊行にあわせ、書店さん向けに、ブックリスト(A4用紙3枚)、カラーポスター(A3およびA4サイズ、全3種類)、POPを準備しているとのことです。ご入用の方は未来社さんまでお電話でどうぞ。電話03-3814-5521です。未来社さんからいただいたPOPの画像(実物はこれより大きいはずです)をご参考までにかかげておきます。

ブックリストについて、未来社さんから以下のようなご説明があったので、転記しておきます。「各書店人文書担当のみなさまに向けて、フェア展開・棚揃えのご参考のために、アガンベンの既訳書全点ふくめた、計60点のブックリストをご用意しています。『例外状態』の関連書を中心に、《法・政治・生:「例外状態」という統治のパラダイム》というタイトルのもと、セレクトいたしました」とのことです。
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by urag | 2007-09-27 20:03 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(2)
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Commented by yn at 2007-09-29 23:46 x
2008年1月14,18,24,31日にはパリの国際哲学コレージュで、アガンベンの連続セミネール「オイコノミア、栄光、無為――統治の神学的系譜学のために」が開催されます。フーコーの仕事を参照軸に、権力がいかにして経済という形態をとるのか、さらにはこの経済がいかにして栄光と本質的に結びつき、統治を補完するのか、という政治-神学-経済的な循環構造が考察されるようです。興味深いセミネールになりそうです。
http://www.ciph.org/index.php

ちなみに、この10月、国際哲学コレージュは議長が交代しました。ブリューノ・クレマンから、アルトー研究で有名なイヴリン・グロスマンが選出されました。これで文学研究者が連続して議長となります。
Commented by urag at 2007-10-04 01:11
ynさんこんにちは。有益な情報をありがとうございます。セミネールはホモ・サケル第二部第二分冊「王国と栄光」に基づくものなのでしょうね。この大著を補完する講義録としていずれフランス語で出版されるかもしれませんね。


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