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2007年 07月 31日

「現代思想」07年7月臨時増刊号=ヘーゲル

a0018105_13541836.jpg青土社の月刊誌「現代思想」07年7月臨時増刊号・総特集「ヘーゲル――『精神現象学』二〇〇年の転回」(1,995 円、ISBN978-4-7917-1166-6)が今月半ばに刊行されました。今をときめく佐藤優さんのエッセイ「『大論理学』 から 『精神現象学』 への私の退行」や、長谷川宏さんと岩崎稔さんの討議「『精神現象学』 再読 時代の概念的把握のために」をはじめ、コジェーヴやマラブー、ナンシー、スーザン・バック=モースの論考など、盛りだくさんの特集号となっています。

弊社から刊行している『ブランショ政治論集』の訳者の一人、西山雄二さんも「ピラミッド、オベリスク、十字架――バタイユとヘーゲルの密やかな友愛をめぐって」と題した論文を寄せられています。

また、弊社の『友愛と敵対』(デュットマン)の共訳者である清水一浩さんがヴェルナー・ハーマッハーの論考「(仮面をつけた芸術の終わり)」を訳しておられます。訳者附記に「『ヘテラウトノミーエン』が増田靖彦訳で、またベンヤミン論集成が拙訳で、ともに月曜社から近刊の予定である」とある通り、弊社では今後ハーマッハーの著書をいくつか刊行していく予定です。

『ヘテラウトノミーエン』は正式な日本語題が『他自律――多文化主義批判のために』となります。「暴力論叢書」の第二回配本として、近い将来刊行する予定です。また、日本語版独自編集となるハーマッハーの『ベンヤミン論集成』も続刊予定です。「サイトゼロ/ゼロサイト」誌0号に部分訳が掲載されたハーマッハーの長大なヘーゲル論「プレーローマ」もいずれ皆様のお手元にお届けしたいと考えております。
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by urag | 2007-07-31 01:10 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(4)
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Commented by yn at 2007-07-31 22:45 x
スーザン・バック=モースの論考で引用されている(pp. 148-150)、カタルーニャ出身の哲学者Sala-Molinsはサラ=モランではなくて、サラ=モランスと発音するそうですね。
Commented by urag at 2007-07-31 23:13
ynさんこんにちは。サラ=モランと表記されていましたね。弊社の暴力論叢書にエントリーされている同人物も、サラ=モランと表記していたのですが、ynさんから以前ご指摘のあったように、最後のsは黙字ではなく、サラ=モランスと発音するらしいですね。でも名はルイスLuisではなくてルイLouisであると。
Commented by 吉岡 at 2007-08-01 22:47 x
ハーマッハーのヘテラウトノミーエンはドイツでも近々単行本として出版されると聞きました。Diaphanesという同じ出版社から、イタリア語版が先に刊行されていたヴァールブルクの治療日誌も出るようで、なかなかどうして、ドイツ語圏もすみにおけません。たのしみです。
Commented by urag at 2007-08-02 20:20
吉岡さんこんにちは。ディアファネスは小さい出版社だけれども、現代思想系のなかなか良い版元だよ、と海外の知人からかつて聞いたことがあります。ディアファネスがちょうど創業する前後の頃です。デュットマンの芸術論も刊行していて、勝手ながら親近感を覚えています。


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