ウラゲツ☆ブログ

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2007年 07月 15日

今週の注目新刊(第106回:07年7月15日)

現勢化――哲学という使命
ベルナール・スティグレール(1952-):著 ガブリエル・メランベルジェ+メランベルジェ眞紀:訳  新評論 07年7月 1,890円 46判138頁 ISBN978-4-7948-0742-7

愛するということ――「自分」を、そして「われわれ」を
ベルナール・スティグレール:著 ガブリエル・メランベルジェ+メランベルジェ眞紀:訳 新評論 07年7月 2,100円 46判182頁 ISBN978-4-7948-0743-4

Anything 建築と物質/ものをめぐる諸問題
磯崎新+浅田彰:監修  NTT出版 07年7月 A5判299頁 4,830円 ISBN978-4-7571-0220-0
●カンファレンス・シリーズ最終回の記録。理論家建築家入り乱れての最後の大乱戦といった印象です。

社会性の哲学
今村仁司:著 岩波書店 07年7月 7,980円 A5判567+3頁 ISBN978-4-00-023440-5
●遺著。

痴愚百科
マタイス・ファン・ボクセル:著 谷口伊兵衛:訳 而立書房 07年7月 3,150円 A5判236頁 ISBN978-4-88059-334-0

中世と近世のあいだ――14世紀におけるスコラ学と神秘思想
上智大学中世思想研究所:編  知泉書館 07年6月 9,450円 A5判509+45頁 ISBN 978-4-86285-012-6
■収録論文:「ダンテと哲学」岩倉具忠、「ルルスの思想と近代」R・ロペス・シロニス、「フライベルクのディートリヒの知性論」K・リーゼンフーバー、「マイスター・エックハルトの思想」田島照久、「ハインリヒ・ゾイゼとドイツ神秘思潮」神谷完、「ザクセンのルドルフスの霊性とその近代への影響」須沢かおり、「リュースブルクにおける二面性」植田兼義、「ガンのヘンリクスとフォンテーヌのゴドフロワの思想」加藤雅人、「ドゥンス・スコトゥスにおける真理認識の基礎づけ」八木雄二、「十四世紀のスコトゥス学派の思想」渋谷克美、「オッカムにおける形象不要論」渡部菊郎、「アダム・デ・ヴォデハムの思想」稲垣良典、「ジョン・ウィクリフの思想」城戸毅、「十四世紀の運動論」三浦伸夫、「十四世紀の論理学」山下正男、「中世後期の視覚理論の形成」中村治、「十四世紀ビザンツの哲学的・神学的状況」久松英二、「十四・十五世紀西欧の学問へのビザンツの影響」J・フィルハウス。

生と死の講話
マルティン・ルター:著 金子晴勇:訳 知泉書館 07年6月 2,940円 46判244頁 ISBN 978-4-86285-013-3
■版元紹介文より:ルターの著名な「詩編90編の講話」と「死の準備についての説教」の翻訳。詳細な注と解説を付す。

既知からの自由
J・クリシュナムルティ:著 大野龍一:訳 コスモス・ライブラリー:発行 星雲社:発売 07年6月 46判189頁 ISBN978-4-434-10855-6

ハイデッガー全集 (44) 西洋的思考におけるニーチェの形而上学的な根本の立場
菊地惠善+アルフレード・グッツオーニ:訳 創文社 07年6月 5,250円 A5判255+9頁 ISBN978-4-423-19646-5
●フライブルク大学における、1937年夏学期の講義を収録。

フッサール現象学における多様体論
信木晴雄(1958-):著 人文書院 07年7月 2,940円 A5判212頁 ISBN978-4-409-04087-4

トピカ
アリストテレス:著 池田康男(1938-):訳 西洋古典叢書:京都大学学術出版会 07年7月 3,990円 46判424+14頁 ISBN978-4-87698-168-7
■版元紹介文より:オルガノン(道具)の名で呼ばれるアリストテレスの論理学著作は6つあるが、本書はそのうち弁証術(ディアレクティケー)を学問的に確立した著作。

初期ギリシア芸術における自然再現
マヌエル・レーヴィ(1857-1938):著 細井雄介:訳 中央公論美術出版 07年7月 2,625円 A5判113頁 ISBN978-4-8055-0544-1

ラスト・マガジン――世界の最先端マガジン・アンソロジー
デヴィッド・レナード:編著 杉山まどか:訳  ピエ・ブックス 07年6月 6,090円 B4判変型288頁 ISBN978-4-89444-605-2
●ファッション・写真・建築・デザインのジャンルの、20カ国150誌以上のインディーズ・マガジンを紹介。勉強になります。

むしものがたり 美
海野和男(1947-):写真・文 ジュリアン 07年7月 1,680円 B5変形判72頁 ISBN978-4-902584-47-9
●昆虫写真のスペシャリストによる写文集。昆虫の擬態を扱った写文集『むしものがたり 無』。

ジャクソン・ポロック 〔新版〕
藤枝晃雄:著 東信堂 07年6月 2,730円 A5判249頁 ISBN978-4-88713-745-5
●初版は、美術出版社より1979年刊。

イタリア史 (9) 第18・19・20巻
F・グイッチァルディーニ:著 川本英明:訳 太陽出版 07年8月 6,300円 A5判378+12頁 ISBN978-4-88469-525-5
●完結編。

贈与の文化史――16世紀フランスにおける
ナタリー・Z・デーヴィス(1928-):著 宮下志朗:訳 みすず書房 07年7月 3,990円 46判276+48頁 ISBN978-4-622-07307-9

資本主義黒書 (下) 市場経済との訣別
ローベルト・クルツ:著 渡辺一男:訳 新曜社 07年7月 4,620円 A5判365頁 ISBN 978-4-7885-1059-3

環境エネルギー革命
金子勝(1952-)+アンドリュー・デウィット(1959-):著 アスペクト 07年7月 1,575円 46判270頁 ISBN978-4-7572-1393-7
■版元紹介文より:過度の石油依存と無責任な環境エネルギー政策、そして、ブッシュとネオコンへの徹底的な黙従、このままでは日本は国際社会から取り残される。われわれに生き残るチャンスはあるのだろうか?非・環境派の経済学者が読み解く、国際社会の新秩序。

無料・無断で使える著作権ガイド
富樫康明(1954-):著 地研(日本地域社会研究所) 07年7月 2,100円 46判266頁 ISBN 978-4-89022-868-3
●著者はNPO法人著作権協会理事長。

騙す化粧品――荒れ肌・老い肌・乾燥肌になるのは当たり前
小澤王春:著 メタモル出版 07年7月 1,680円 46判287頁 ISBN978-4-89595-584-3

***

◎注目の新書、文庫

気まぐれ「うつ」病――誤解される非定型うつ病
貝谷久宣(1943-):著 ちくま新書 07年7月 714円 198頁 ISBN978-4-480-06372-4
■版元紹介文より:夕方からの抑うつ気分、物事への過敏な反応、過食、過眠……。今、こうした特徴をもつ「非定型うつ病」が増えつつある。本書はその症例や治療法を解説する一冊。

ビートたけしと「団塊」アナキズム
神辺四郎(1946-):著 集英社新書 07年7月 735円 253頁 ISBN978-4-08-720402-5

女ことばはどこへ消えたか?
小林千草(1946-):著 光文社新書 07年7月 893円 341頁 ISBN978-4-334-03411-5

高校生のための哲学入門
長谷川宏(1940-):著 ちくま新書 07年7月 735円 212頁 ISBN978-4-480-06360-1

護憲派の語る「改憲」論――日本国憲法の「正しい」変え方
大塚英志:著 角川oneテーマ21 07年7月 720円 197頁 ISBN978-4-04-710102-9

病原体から見た人間
益田昭吾(1941-):著 ちくま新書 07年7月 756円 240頁 ISBN978-4-480-06368-7
■版元紹介文より:人類は地球にとっての病原体とよくたとえられる。実際、両者のふるまいには共通点も多い。無害な寄生体が恐ろしい感染症に変わる理由から見えた人間の本質とは。

カラマーゾフの兄弟 (4)
ドストエフスキー:著 亀山郁夫:訳 光文社古典新訳文庫 07年7月 1,080円 700頁 ISBN978-4-334-75132-6
●第5巻「エピローグ別巻」と同時発売で完結。完結記念に化粧箱を応募者全員にプレゼントするとのこと。
●完結記念イベントが今月ふたつあります。7月22日(日)に東大本郷キャンパスでシンポジウム「ヴィヴァ、カラマーゾフ!」、7月30日に銀座教文館で亀山さんの講演会

近代文化史入門――超英文学講義
高山宏:著 講談社学術文庫 07年7月 1,050円 313頁 ISBN978-4-06-159827-0
●親本は00年に講談社選書メチエの一冊として刊行された『奇想天外・英文学講義――シェイクスピアからホームズへ』。

チャップ・ブックの世界――近代イギリス庶民と廉価本
小林章夫:著 講談社学術文庫 07年7月 1,008円 276頁 ISBN978-4-06-159828-7
●親本は88年に駸々堂出版より刊行された『チャップ・ブック』。

バガヴァッド・ギーターの世界――ヒンドゥー教の救済
上村勝彦:著 ちくま学芸文庫 07年7月 1,050円 318頁 ISBN978-4-480-09087-4

縁は異なもの
白洲正子(1910-1998)+河合隼雄(1928-):著 知恵の森文庫 07年7月 620円 233頁 ISBN978-4-334-78483-6
●親本は01年、河出書房新社刊。

百物語怪談会
泉鏡花ほか:著 東雅夫:編 ちくま文庫 07年7月 924円 346頁 ISBN978-4-480-42334-4

和算の歴史――その本質と発展
平山諦:著 ちくま学芸文庫 07年7月 1,050円 281頁 ISBN978-4-480-09084-3

知についての三つの対話
ポール・K・ファイヤアーベント:著 村上陽一郎:訳 ちくま学芸文庫 07年7月 1,365円 330+7頁 ISBN978-4-480-09082-9
●親本は93年に新曜社から刊行された、『知とは何か』。
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by urag | 2007-07-15 22:55 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
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