ウラゲツ☆ブログ

urag.exblog.jp
ブログトップ
2007年 07月 13日

丸善と大日本印刷の業務・資本提携は業界再編の予兆か

13日の金曜日、驚いたことに、丸善とDNP(大日本印刷)が業務・資本提携で基本合意に達したというニュースが。8月中旬以降には、DNPが大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツから丸善の株式譲渡をうけ、筆頭株主になります。会社は株主のものと世間では言いますが、ということは……。

丸善は「DNPからデジタル技術の支援を得て、大学図書館業務へのICタグ導入や大学経営などの業務プロセスの改善提案メニューの拡大などの事業協力を進めていく」(「新文化」7月12日ニュースフラッシュより)とのことです。

丸善の小城武彦社長は本日行われたDNPとの共同記者会見で、「具体的なシナジー効果は来年度以降にあらわれてくる」と発言したそうです。DNPの事業協力は店舗事業の分野も対象とのことですので、丸善の店売現場にも様々な影響が現れてくるのかもしれません。

小城武彦さんといえば、東京都出身、弱冠45歳の若手エリート経済人。84年東大法卒で、通産省、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ:TSUTAYAの母体)、産業再生機構、カネボウを経て、本年年頭に丸善の顧問になり、4月に代表取締役に就任。趣味は秘境旅行だそうですよ。

先月末、アマゾン・ジャパンとの共同ブランドストアを今夏立ち上げるというニュースで、アマゾン・ジャパンのチャン社長と一緒に写真に写っていたのが、小城さんです。小城さんの経営理念は「従業員第一主義」だそうで、「株主第一」ではないとのこと。この辺を詳しく語っているのが、「新文化」7月5日号のインタビュー記事。従業員3000人にアンケートをとって、「かなり多くの問題点が見えてきた」そうです。

この人の経済界での人脈をもってすると、ひょっとして今後も大規模な提携あるいは合併が継起して、業界再編が惹起されるのではないかと戦慄させます。とはいえ、現時点では、CCCやブックオフとの新規事業の予定はないそうです。
[PR]

by urag | 2007-07-13 18:25 | 雑談 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://urag.exblog.jp/tb/5864761
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< リトルマガジン「アテンション」...      『エウクレイデス全集』(東京大... >>