2006年 04月 11日

インスクリプトさんの近刊情報

なんとなくウェブサイトの更新が滞っている感じのインスクリプトさんですが、神保町に事務所を移転されてから刊行ペースが上がってきていらっしゃいます。

05年04月刊 (以下、価格は税込)
『思想はいかに可能か』柄谷行人著 2,310円 ISBN4-900997-10-2
『不和あるいは了解なき了解』ジャック・ランシエール著 松葉祥一ほか訳 3,885円 ISBN4-900997-09-9

05年10月刊
『ローカル・ミュージック』昼間賢著 2,940円 ISBN4-900997-11-0

05年11月刊 
『近代文学の終り』柄谷行人著 2,730円 ISBN4-900997-12-9

そして今後は次のような新刊を予定されています(『現代思想』4月号の広告による)。価格は予価です。インスクリプトさんと弊社はお互い知らない間柄ではないので、勝手に宣伝させていただきます。

06年5月刊
『みんな友だち』マリー・ンディアイ著 笠間直穂子訳 2,520円 ISBN4-900997-13-7

06年6月刊
『民主主義への憎悪(仮)』ジャック・ランシエール著 松葉祥一+鈴木康丈訳 3,150円 ISBN4-900997-14-5

06年7月刊
『メディアシステム 1800・1900』F・キットラー著 大宮勘一郎+石田雄一訳 7,800円

***

とても楽しみなラインナップですよね! 『民主主義への憎悪』は昨年ラ・ファブリック社から刊行された折に私も題名に惹かれて購入しました。小著ながら非常に魅力的な本だと思います。
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民主主義(民主政治)というキーワードが書名に入っているフランス現代思想の本でこれまでに即購入した本と言えば、たとえば、もうかれこれ十年近く前のものですが、ミゲル・アバンスールの『国家に抗する民主主義』(PUF,1997) という本がありました。クラストルの『国家に抗する社会』を意識した題名かと思います。この本も小さい本ですが、魅力的です。『ヘーゲル法哲学批判序説』をはじめとするマルクスの諸著作の読解を通じて、国家の消滅においてこそ真の民主主義が到来する、という仮説について検証しています。アバンスールは日本ではあまり読まれているようには見えず、残念です。
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by urag | 2006-04-11 21:05 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
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