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2006年 03月 15日

アマゾン・マーケット・プレイスは版元への営業妨害?

二日連続でAMPの話題。出版業界においては、アマゾン・マーケット・プレイスは版元への営業妨害ではないか、という主張が聞かれることがあります。これはAMPに出品されている商品が定価より「安い」場合、必然的に客はおトクなほうに目が行くのではないだろうか、それでは新品が売れず、商売あがったりだ、というわけです。私はこうした主張が間違いだとは思いません。しかし、「商売あがったり」になるかどうかは、個別の商品によって事情がずいぶん異なるのではないかと思います。

新品が好きか、それとも中古品でもいいと思っているかどうか、という単純な二元論は存在しません。どんな商品でもぜったい中古品はイヤだ、という人がいることは確かでしょうが、商品によって、これは高くても新品が欲しいとか、安い中古で十分とか、あるいは図書館で借りればいいや、等々、様々なケースがありえます。

月曜社の商品について言えば、AMPのせいで商売あがったりだ!という実感はありません。品切本が高値で出品されている場合には何とも言えず申し訳ない気持ちになりますが。商売上がったりだ!となるのはむしろ、昨日取り上げた『シェリング著作集(3)』のように、いかなる理由によってか、買い物カゴがついていないような時や、今まで繰り返し意見してきたように、「在庫切れ」表示問題※が発生している場合です。

AMPのせいで商売あがったりだ!となるのはどのようなケースなのか、いくつかの視点から分析が可能でしょうが、これは実際そう思っている版元が実例を挙げて意見を公開するといいと思います。双風舎さんのブログ「双風亭日乗」の2月22日のエントリー「アマゾン「なか見!検索」って、どうよ?」において、「新文化」に掲載されたとある出版社さんの声「新品とユースドを並列販売するのは、出版社への営業妨害」(要旨)が紹介されていますが、私はこの件はもっと具体的に、各版元の状況を聞きたいと思っています。並列販売は営業妨害に決まってるだろ!という風に「前提視」する業界人がどれくらいいるのか、いないことを願うばかりです。

***

※「まんぷく::日記」さんからのTBによって、私が従来「在庫切れ」表示問題と呼んできたものは、「アマゾン八分」と呼ばれている問題系と関連していることを遅まきながら知りました。村八分ならぬアマゾン八分。なるほどねえ。まんぷくやさん、TBをありがとうございました。
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by urag | 2006-03-15 19:59 | 雑談 | Trackback(2) | Comments(0)
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