ウラゲツ☆ブログ

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2006年 03月 14日

アマゾン・マーケット・プレイスにおける値付け

いかなる事情によるものか、今月の新刊の『シェリング著作集(3)』がアマゾン・マーケット・プレイス(AMP)に「ほぼ新品」が二万円で出品されています。たしかにアマゾンでは今現在は買い物カゴがついていませんから、アマゾンでは新品を購入できません。そこを狙って出品しているのかもしれませんが、普通に他のリアル書店やオンライン書店へは発注できるのです。××書房というこの出品者は古本屋なんでしょうか、それとも個人? AMPにおける値付けというのはいわゆる古書市場のそれとは異なっているように感じます。アマゾン活用術を謳った実用書はご承知のように複数存在しますし、新刊も出ています。一利用者として言えば、AMPは出品者情報や商品説明がごく浅いものでしかないので、楽天フリマ(旧EasySeek)などと比べると信頼感が薄いです。

私もAMPを何度か利用したことがありますが、購入を決める際に判断材料になった商品説明が受注メールや購入履歴には記載されておらず、発注する前に画面をDLして保存しておくか、メモを取っておくかしないと、届いた商品が事前の説明通りなのかどうかを確認できない、という点が非常に不便でした。こんな体験をしたことがあります――たしかサイン本だったような気がするけれど、届いたらサイン本じゃない。履歴を確認しても商品情報が記載されていない。記憶違いだったのかなあ・・・というような。幸い、サイン本に執着しているわけではなかったし、値段も手ごろだったので後悔はしていません。しかし、普通の古本屋の場合だって、商品説明と届いた現品が違うというトラブルはままあるのですから、AMPはこの点が他店より不親切です。受注メールや購入履歴には個々の商品情報をしっかり残しておいて欲しい。ここしばらく利用していませんが、今はどうなんでしょうか。改善されたのでしょうか。

***

[3月17日追記]このエントリーのコメントしてくださったかたやまさんが重要なことを教えてくださいました。アマゾンからの注文確認メールに「トランザクションページ」のリンクが貼られており、そのページに今までのすべての取引記録とともに商品説明があるとのことです。

私自身早速確認してみたところ、「マーケットプレイスご注文の確認」のメールに「取引状況は、支払いのトランザクションページにアクセスして、いつでも照会することができます」という一文とともにリンクがあり、クリックして飛んでいくと、サインインののちに「アカウントサービス>トランザクションサーチ」に入ります。そこで期間を指定してサーチ結果へ。たしかにAMPでの取引記録を見れます。

ただ、そこの「トランザクションID/注文ID」のリンクでは商品説明(例えば「オビなし」とか、「カバー少ヨゴレ」とかの情報)は私は確認できませんでした。「出品ID」をクリックすると「お探しの商品は見つかりませんでした。この商品は当サイトのデータベースには存在しません」と出ます。ひょっとして、取引からごく間もない履歴についてはこの「出品ID」のほうから商品説明を見れるのでしょうか。

こうしたAMPでのトランザクションの確認は、同じ「アカウントサービス」内の「注文履歴>注文内容」とは違ったページで行うことになり、「注文履歴>注文内容」と「トランザクションサーチ」は連動していません。これは正直なところ不便です。

[3月19日追記]かたやまさんからの更なるご教示によって、「出品ID」のページから60日間は商品説明を見れるようだということが分かりました。かたやまさん、ありがとうございます。AMPに出品したことのある方なら、他にもいろいろ詳細をご存知かもしれませんね。
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by urag | 2006-03-14 23:32 | 雑談 | Trackback(1) | Comments(13)
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Tracked from 秋嶋"元"書店員日記 at 2006-03-15 13:11
タイトル : 再販制度をめぐるアレコレ
ウラゲツ☆ブログさんのこの記事で、uragさんが仰っていることからはピントが外れているんですが、「再販制度」のことを考えずにはいられません。 本の再販制度というのは ここで説明されているように再販売価格維持制度のことで、 出版社(メーカー)が個々の出版物の小売価格(定価)を決めて、 書店(販売業者)で定価販売できる制度です。 この制度は、独占禁止法で認められています。 ですから、書籍は(一部の例外を除いて)全国どこの新刊書店でも同じ値段なわけです。 出版業界において「再販制度」は...... more
Commented by 黒猫房主 at 2006-03-15 01:05 x
確かに、8400円の新刊価格に20000円とは破格の値付けですよね? 僕はこれ以外にも既刊本でしたが、定価よりも高い価格設定をしているAMPを見たことがありますが、それが初版とかサイン本の故に高く設定しているのかの説明は書かれていませんでしたね。僕も時々AMPを利用していますが、今のところトラブルはありません。
Commented by akishimanagae at 2006-03-15 11:07
 「転売」で儲ける人を妬んでいるわけじゃないんだけど、この間のコメントにも書いたように、最近の「せどりブーム」はちょっとどうかなと思います。どの本が品切・絶版で、しかも高く売れるのかというデータは、出回っているソフトで簡単に手に入れることができるようになっているから、ピンポイントで稼ぐことができるんですよね。
 セドラー(笑)にしたら「その本を手に入れたいひとがいるんだから良いことをしてるんだ。この値段も当然だ」ってことだろうし、買うひとにしたら「それだけ高い値がついていても欲しい」ってことだろうし、出版社としては「その本はもう刷れないから、勝手にやってちょうだい」ってことかもしれないけれど、版元さんはここでもう一度「品切らすこと」について考えるべきなんじゃないかなと思います。 ある意味チャンスなんですよね。
Commented by akishimanagae at 2006-03-15 11:18
で、注文が入ってから仕入れに行ったりする場合には、当然商品のコンディションも説明と違ってくると思います。amazon側は、一体どう考えているんでしょうね。
Commented by urag at 2006-03-15 18:47
黒猫さんこんにちは。専門書系の品切絶版書は倍以上の値段が付いていることがありますね。AMPでのトラブル率というのがどれくらいあるのか、興味深いところです。アマゾンは公表しないでしょうけれども。
Commented by urag at 2006-03-15 18:55
akishimaさんこんにちは。ちまたには「せどり」だけで毎月稼げるというような謳い文句でその「必勝法」を有料で伝授するというのがありますよね。「転売」問題については私も一言ありますが、長くなるのでまた後日。akishimaさんが先日も指摘されていた、洋書を注文が入ってから探すというのは現物がないわけですから詐欺のようなものだと思います。出版社の「品切事情」についてはこれまで私も何度か書いてきましたが、今後も折に触れて問題提起していけたらと思っています。
Commented by かたやま at 2006-03-16 22:26 x
はじめまして。AMPですが、注文後に商品説明を見ることはできます。アマゾンからの注文確認メールに「トランザクションページ」のアドレスがあり、そこに今までのすべての取引の記録があります。そのなかに商品説明があるんです。しかし、わかりにくい。僕もアマゾンに改善希望をメールして初めて教えてもらいました。しかも「トランザクションページ」のアドレスが書いてないケースもある(原因は調査中だそうで)。大不満です。
このわかりづらさとも関係あるのか、AMPでは商品説明と異なっているケースがとても多いですね、特に最近。この2月には、4回連続で商品説明より悪い状態の本が届き(すべて異なる出品者)、すべて返金してもらいました。
Commented by 黒猫房主 at 2006-03-17 00:37 x
>黒猫さんこんにちは。専門書系の品切絶版書は倍以上の値段が付いていることがありますね。AMPでのトラブル率というのがどれくらいあるのか、興味深いところです。アマゾンは公表しないでしょうけれども。

品切・絶版でない既刊本のケースでも高価格設定があったように思います。ちなみにアマゾンは品切・絶版本のアイテムもそのことを明記しないで掲載していますが、どうなんでしょうか? 紀伊國屋Web書店の場合は、絶版や入手不可のコメントがあるので検索としては便利です。
Commented by urag at 2006-03-17 23:22
かたやまさんはじめまして。トランザクションで商品説明を確認できるというのは私はうかつにも知りませんでした。重要情報をありがとうございます! 仰る通りわかりにくいですよね。そう苦情を言ってもなかなか改善してくれないのがアマゾンの困ったところですが。トラブルが続いたというのは、AMPへの出品者が増えていることで、相対的に質が落ちてきたのかもしれないことを示唆しているような気がします。
Commented by urag at 2006-03-17 23:32
黒猫さんこんにちは。アマゾン特有の「発送可能時期」の分類はどうも紛らわしい部分がありますね。特に「在庫切れ」という表示。これは版元品切ではなくて、アマゾンが在庫を持っていないという意味。版元品切の場合は「お取り扱いできません」となります。ヘルプデスクでは「在庫切れ」という言葉を「お取り寄せ」の説明で版元品切の意味にも使っており、まったく混乱しています。本当に腹立たしい。これこそ「営業妨害」です。
Commented by かたやま at 2006-03-18 12:04 x
追記に追加です。はい、「出品ID」をクリックすると出品者コメント(本の状態など)がそのまま読めるんですね。ただしご指摘のように、一定期間(僕の場合60日程度)経過すると読めなくなる場合があります。すべての古い「出品ID」が読めなくなるわけではないので、出品者が消しているのかも知れません。この辺もきちんとしたガイドラインがないのでしょうかね。
Commented by urag at 2006-03-19 16:34
かたやまさん、再度のご教示を有難うございます。ここしばらくAMPを利用していなかったため、私の過去の履歴では「出品ID」はすべてデータベースから削除済みのようでした。たしかにこの辺の説明がアマゾンでは見当たりませんね。出品者にはガイドがあるのかと思い、マーケット・プレイスに関するヘルプデスクを見回しましたが、「出品ID」の保存期間に関する情報は見つけられませんでした。
Commented by makomama at 2007-07-12 11:54 x
アマゾンで出品しているものです。出品するたびにアマゾンに在庫アリで発送数日から数週間かかるものなどに+10000円以上で出品している方が何名かいます。評価には「お店で売っていたのですね」などの文章も見かけます。その方々の在庫を見ると10万点以上で表示できないと出ます。在庫を持たずに、アマゾンに注文を出してそこから発送させる仕組みかと思われます。
アマゾンも価格は自由との見解ですが、 ネット書店何箇所かをお気に入りに入れて検索し、くれぐれも不必要な出費を出さなくてすむよう、購入者側も是非気をつけてください。
Commented by urag at 2007-07-12 18:00
makomamaさんこんにちは。非常に重要なコメントを頂戴しました。ありがとうございます。「在庫を持たずに、アマゾンに注文を出してそこから発送させる仕組み」というのは、恐るべき手口ですね。ネット初心者をターゲットにしているのかもしれませんね。


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