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2006年 02月 12日

今週の注目新刊(第38回:06年2月12日)

ミシェル・フーコー講義集成 (4) 精神医学の権力 1973-1974
ミシェル・フーコー著 / 慎改康之訳 / 筑摩書房 / ¥6,090
●コレ-ジュ・ド・フランス講義の第三回配本。

ラチオ 01
講談社 / ¥1,785
●別冊「本」。大特集=アジアのナショナリズム。不定期刊行。この雑誌については後日採り上げます。

〈図説〉世界三面記事全書
マルタン・モネスティエ著 / 大塚宏子訳 / 原書房 / ¥3,780
■版元紹介文より:世界各国から集められた三面記事の数々は、信じがたくも実在の事件。24年間自室に引きこもった男、信じれば信じるほど自殺する新興宗教、健康な足の切断手術を専門とする外科医――現代社会の真相を映す1000の裏ニュース!

赤ちゃんはどこまで人間なのか―――心の理解の起源
ポール・ブルーム著 / 春日井晶子訳 / 長谷川眞理子解説 / ランダムハウス講談社 / ¥2,100
■版元紹介文より:ヒトはどうやって人になるのか? 「人間らしさ」の本質に迫る!

悪魔の手紙
C.S.ルイス著 / 中村妙子訳 / 平凡社ライブラリー / ¥1,050
●『ナルニア国物語』の作家による風刺文学。引退した老悪魔が、新米悪魔に「若いキリスト教徒を誘惑する方法」を伝授。
●親本は『C・S・ルイス著作集(1)』(すぐ書房、1996年)。既訳に森安綾+蜂谷昭雄訳『C・S・ルイス宗教著作集(1)悪魔の手紙』(新教出版社、1978年)がある。

ボディ・サイレント
ロバート・F.マーフィー著 / 平凡社ライブラリー / ¥1,575
■版元紹介文より:脊椎に「良性」肉腫ができたために、全身が麻痺していくという病いに侵された人類学者が、自分の身体や、自分を取り巻く家族、社会を人類学的観察の対象とした感動のドキュメンタリー。解説=立石真也
●オリバー・サックス、レヴィ=ストロースらに激賞されたという名著です。親本は新宿書房刊(1992年/1997年)。

古代ローマの女たち――ある種の行動の祭祀的にして神話的な起源
ピエール・クロソフスキー(1905-2001)著 / 千葉文夫(1949-)訳 / 平凡社ライブラリー / ¥1,050
●クロソウスキーの「奇書」と謳われた本です。親本は『ローマの貴婦人』(哲学書房、1989年)。今回のライブラリー化にあたって、エッセイ「フレデリック・トネールのユディット像」が追加され、巻末には田中純さんによるテクスト「鬼神たちの回帰」が収録されました。

チョムスキーの「教育論」
ノーム・チョムスキー著 / 寺島隆吉+寺島美紀子訳 / 明石書店 / ¥3,990
■版元紹介文より:「開かれた自由な社会」において、逆説的にも教師は支配的なイデオロギーに無批判に順応し、事実を歪曲・捏造して生徒を洗脳、自らを再生産する。米国の外交政策を事例に、教育による「家畜化」を暴露、真に民主的で自由な社会をつくる教育のあり方を考察する。

認識的正当化――内在主義対外在主義
ローレンス・バンジョー+アーネスト ・ソウザ著 / 上枝美典訳 / 産業図書 / ¥3,990
■帯文より:認識的正当化の対立の彼岸に出現する「徳」認識論とは? セラーズのジレンマ、斑入りの雌鳥問題、新悪霊問題、千里眼。現代認識論の二人の論客が交わす白熱の討論。基礎付け主義vs.整合主義。

言葉
J‐P・サルトル著 / 澤田直訳・解説 / 人文書院 / ¥2,835
■帯文より:読むことと書くこと、きわめて困難な「言葉」との闘いのあとを示す「文学的」自伝の傑作!サルトル生誕百年、いま新たに見えてくる明確な意図にもとづいた、ひとつの実話物語。
●新訳です。旧版はサルトル全集第29巻、白井浩司訳。

生き延びるための思想――ジェンダー平等の罠
上野 千鶴子著 / 岩波書店 / ¥2,520
■帯文より:人間が生き延びるために、国家・暴力・市民権を問い直す。「男なみ」をめざすフェミニズムの思想的な陥穽を衝く問題提起。

そのたびごとにただ一つ、世界の終焉 (2)
ジャック・デリダ著 / 土田知則+岩野卓司+藤本一勇+國分功一郎訳 / 岩波書店 / ¥3,570
■帯文より:愛する人を失うたびに訪れる「世界の終焉」で、いかなる「喪の仕事」が可能なのか。ジャック・デリダ(1930.7.15.-2004.10.9.)の声に耳を傾けることは、彼自身の喪に服することへと繋がるだろう。ドゥルーズ、レヴィナス、リオタール、ブランショ……。寂然たる星たちへ捧げられた追悼文集。

黙示録  MS.R.16.2 トリニティ・カレッジ図書館蔵本ファクシミリ版 
辻佐保子=日本語版監修 / ナイジェル・モーガン+テレーザ・ウェッバー=解説 / 黒岩三恵訳 / 岩波書店 / A4判上製200頁 / 定価787,500円 / ISBN4-00-008227-2
■版元紹介文より:13世紀半ばに制作されたアングロ・ノルマン語による彩飾写本の代表作「トリニティ黙示録」を忠実に再現。ベレンガウドゥスの黙示録註解を含む黙示録テクストの前後に福音書記者ヨハネの生涯を配す。そこには71点もの豪華な大型彩飾画が描かれている。最新の研究に基づく詳細な解説を付す。
●買えませんけどね、でも欲しいなあと涎を垂らしています。
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by urag | 2006-02-12 22:50 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
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