2005年 10月 19日

『ドゥルーズ――没後10年、入門のために』河出書房新社

a0018105_2222012.jpg河出書房新社さんの「道の手帖」シリーズの1冊として、『ドゥルーズ――没後10年、入門のために』が刊行されました。対談やインタビュー、ブックガイドなど盛りだくさんな一冊です。

05年10月刊 A5判並製192頁 本体1500円 ISBN4-309-74005-7

目次:

【レクチャー】
「はじめての読者のためのドゥルーズ哲学入門」松本潤一郎

【ドゥルーズ完全著作解題】
『経験論と主体性』『ニーチェと哲学』『カントの批判哲学』・・・大山載吉
『ベルクソンの哲学』『シネマ 1・2』・・・大原理志
『プルーストとシーニュ』・・・小一原健
『マゾッホとサド』『アンチ・オイディプス』『ペリクレスとヴェルディ』『批評と臨床』・・・松本潤一郎
『差異と反復』・・・毬藻充
『スピノザと表現の問題』『ドゥルーズの思想』・・・江川隆男
『意味の論理学』『重合』『消尽したもの』・・・長島確
『カフカ』・・・福井麻木
『千のプラトー』・・・宇城輝人
『感覚の論理』・・・矢野静明
『フーコー』『記号と事件』・・・増田靖彦
『襞』『無人島』『狂人の二つの体制』・・・國分功一郎
『哲学とは何か』・・・鈴木創士

【インタビュー】
「思考の鞭打ち――ジル・ドゥルーズ『アベセデール(L'Abecedaire)』について」クレール・パルネ (聞き手=エルヴェ・オヴロン+シリル・ネラ、訳=廣瀬純)

【論考・エッセイ】
「ドゥルーズと新しさ」小沢秋広
「巷のドゥルーズ――あるいは「活動」から「運動」への途」高祖岩三郎
「ドゥルーズと死の哲学」江川隆男
「インドラを!」長原豊
「シネマを訳しながら、心をよぎること」財津理
「ドゥルーズ&ガタリの非人間主義へ向けてのメモ」鈴木泉
「ドゥルーズ的政治学とは何か、何であるべきか」檜垣立哉
「サーフィンの世紀(序章)」廣瀬純
「〈問題〉の感覚――ドゥルーズのプラトン主義」横手健

【討議】
「管理権力から「来るべき民衆」へ――ドゥルーズを実践的に読むために」酒井隆史+萱野稔人+松本潤一郎

【対談】
「ドゥルーズのマテリアリズムとは何か――死活を問う哲学」宇野邦一+前田英樹

【翻訳・未邦訳論考】
「意味と諸価値 (1959)」ジル・ドゥルーズ (訳=三輪誠一郎)
「ルクレティウスと自然主義 (1961)」ジル・ドゥルーズ (訳=大山載吉)

【ドゥルーズを読むためのブックガイド】
ルクレティウス『物の本質について』岩波文庫/クリュシッポス『初期ストア派断片集』京都大学学術出版会/プロティノス『エンネアデス』中央公論社/道元『正法眼蔵』河出文庫ほか/ドゥンス=スコトゥス『存在の一義性』哲学書房/スピノザ『エチカ』岩波文庫/ライプニッツ『モナドロジー』中央公論新社/ヒューム『人性論』岩波文庫/ルソー『社会契約論』岩波文庫ほか/フーリエ『四運動の原理』現代思潮新社/カント『判断力批判』岩波文庫/キルケゴール『反復』岩波文庫/ニーチェ『ツァラトゥストラ』中公文庫ほか/マルクス『資本論』国民文庫ほか/ベルクソン『記憶と生』未知谷/ジェイムズ『プラグマティズム』岩波文庫/パース『連続性の哲学』岩波文庫/ホワイトヘッド『過程と実在』松籟社/ペギー『歴史との対話』中央出版社/タルド『世論と群集』未来社/ユクスキュル『生物から見た世界』岩波文庫/ヴォリンガー『抽象と感情移入』岩波文庫/サルトル『自我の超越 情動論素描』人文書院/アクセロス『遊星的思考へ』白水社/フーコー『言葉と物』『性の歴史』新潮社/クラストル『国家に抗する社会』水声社/ヴィリリオ『速度と政治』平凡社ライブラリー/ガタリ『カオスモーズ』河出書房新社/アガンベン『バートルビー 偶然性について』月曜社/フロイト『自我論集』ちくま学芸文庫/シュレーバー『回想録』平凡社ライブラリー/ライヒ『ファシズムの大衆心理』せりか書房/レイン『引き裂かれた自己』みすず書房/ラカン『エクリ』弘文堂/ヘルダーリン『詩集』岩波文庫/クライスト『チリの地震』河出文庫/マゾッホ『残酷な女たち』河出文庫/カフカ『変身』『城』新潮文庫ほか/カネッティ『群集と権力』法政大学出版局/ゴンブロヴィッチ『ポルノグラフィア』河出書房新社/レルネット=ホレーニア『白羊宮の火星』福武文庫/プルースト『失われた時を求めて』ちくま文庫など/アルトー『ロデーズからの手紙』白水社/ジャリ『超男性』白水社uブックス/ミショー『魔法の国で』青土社/クロソウスキー『ディアーナの水浴』水声社/トゥルニエ『フライデーあるいは太平洋の冥界』岩波書店/ホイットマン『自選詩集』岩波文庫/メルヴィル『白鯨』『バートルビー』筑摩書房ほか/フィッツジェラルド『崩壊』荒地出版社/ミラー『マルーシの巨像』水声社/ロレンス『現代人は愛しうるか』ちくま学芸文庫/ウルフ『波』みすず書房/ペソア『不穏の書、断章』思潮社/ベケット『いざ最悪の方へ』書肆山田/蓮実重彦『フーコー・ドゥルーズ・デリダ』河出文庫/浅田彰『構造と力』勁草書房/中沢新一『チベットのモーツァルト』講談社学術文庫/宇野邦一『ドゥルーズ 流動の哲学』講談社メチエ/丹生谷貴志『死体は窓から投げ捨てよ』河出書房新社/前田英樹『小林秀雄』河出書房新社/小沢秋広『中島敦と〈問い〉』河出書房新社/小泉義之『ドゥルーズの哲学』講談社現代新書/檜垣立哉『ドゥルーズ 解けない問いを生きる』NHK出版/江川隆男『存在と差異』知泉書館/郡司ペギオ-幸夫『生成する生命』哲学書房/杉村昌昭『分裂共生論』人文書院/山の手緑+矢部史郎『無産大衆神髄』河出書房新社/萱野稔人『国家とはなにか』以文社/ズーラヴィクビリ『ドゥルーズ ひとつの出来事の哲学』河出書房新社/ハート『ドゥルーズの哲学』法政大学出版局/シェレール『ドゥルーズへのまなざし』筑摩書房/マルタン『ドゥルーズ/変奏』松籟社/ビュイダン『サハラ』法政大学出版局/バディウ『ドゥルーズ 存在の喧騒』河出書房新社/ジジェク『身体なき器官』河出書房新社

【ドゥルーズ著作一覧】

***

ブックガイドで紹介されている78冊もの書目をすべて書き出してみましたがすごいですね。一冊ずつにごく簡単なコメントを付したもので、分量としては全体で9頁だけですが、ドゥルーズをめぐる「星座」の一端を垣間見る思いがします。

以上です。(H)
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by urag | 2005-10-19 22:01 | 本のコンシェルジュ | Trackback(1) | Comments(2)
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Tracked from 哲劇メモ at 2005-10-20 18:53
タイトル : [新刊][哲学][仕事] ドゥルーズ――KAWADE道の手帖
『KAWADE道の手帖 ドゥルーズ――没後10年、入門のために』河出書房新社、2005 ISBN:4309740057:detail 執筆したり編集したりしたわけではないんですが……、巻末の「ドゥルーズ著作一覧」に拙サイト「哲学の劇場 > 作家の肖像 > ドゥルーズ, ジル」(http://www.logico-philosophicus.net/profile/DeleuzeGilles.htm)のURLが掲載されています。 没後10年を機に20世紀後半最大の哲学の魅力...... more
Commented by 森田拓也 at 2012-01-05 00:12 x
こんばんは。おじゃまします。
この本の、
【ドゥルーズを読むためのブックガイド】
のページだけが、どうしても、
読みたくて、アップして下さって、
助かりました。
どうも、ありがとうございます。
Commented by urag at 2012-01-06 14:20
森田拓也さん、こんにちは。お役にたててよかったです。


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