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2015年 06月 23日

首都大人文研『人文学報』511号で特集「デリダ没後10年」

弊社出版物でお世話になった訳者の先生方の最近のご活躍をご紹介します。

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★西山雄二さん(訳書:デリダ『条件なき大学』、共訳:『ブランショ政治論集』)
首都大学東京人文科学研究科が発行する紀要「人文学報」511号が今月発行され、西山雄二さんのディレクションのもと、「ジャック・デリダ没後10年」の特集が組まれました。同号のPDFは首都大学東京機関リポジトリ「みやこ鳥」で順次無料配布されます。紙媒体をご希望の方は「返信用封筒に300円を貼って送って下さい。192-0397八王子市南大沢1-1首都大学東京 5号館5階仏文・西山雄二まで」とのことです。下記に特集頁の目次を掲出します。

人文学報 no.511(フランス文学)
首都大学東京人文科学研究科 2015年6月刊 非売品 A5判並製340頁 ISSN0386-8729

【ジャック・デリダ没後10年】
はじめに|西山雄二
民主主義の恒常性と一貫性|ジェローム・レーブル(訳=松田智裕、横田祐美子)
デリダとランシエールにおける民主主義と他者の問い|亀井大輔
ドゥルーズとデリダ、両者の運動は同じではない……|ジャン=クレ・マルタン(訳=大江倫子、西山雄二)
「最後のユダヤ人」──デリダ、ユダヤ教とアブラハム的なもの|ジゼル・ベルクマン(訳=佐藤香織)
供儀に捧げられた、動物の二つの身体──ジャック・デリダの哲学における動物‐政治概念についての考察|パトリック・ロレッド(訳=吉松覚)
ジャック・デリダ、動物性の詩学──無人間的なものについて|ジェラール・ベンスーサン(訳=桐谷慧)
猫、眼差し、そして死|ダリン・テネフ(訳=南谷奉良)
ダリン・テネフ「猫、眼差し、そして死」への応答|大杉重男、南谷奉良、山本潤
デリダにおける贈与と交換(Derridative)|ダリン・テネフ(訳=横田祐美子、松田智裕、亀井大輔)

★鵜飼哲さん(共訳:ジュネ『公然たる敵』)
上記特集で論考が訳出されているパトリック・ロレッドさんが来月来日し、東京と大阪、京都で講演を行います。西山さんや鵜飼さんが参加されています。ロレッドさんはリヨン第三大学講師で、博士論文「動物性のポリティックス──ジャック・デリダの哲学における主権、動物性、脱構築」が今年2015年にVrinから刊行予定とのことです。既刊著書に、Jacques Derrida : Politique et éthique de l'animalité (Sils Maria, 2013)があります。

◎パトリック・ロレッド(Patrick Llored:リヨン第三大学)連続セミナー「デリダの動物哲学 La philosophie animale de Derrida」

内容:ジャック・デリダの動物論研究の第一人者Patrick Lloredパトリック・ロレッド氏(リヨン第三大学)を招聘して、連続セミナー「デリダの動物哲学 La philosophie animale de Derrida」を開催します。昨2014年、日本では『動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある』『獣と主権者』の日本語訳が刊行されました。ロレッド氏とともに、デリダの動物論の可能性をめぐって、ベンヤミン、ドゥルーズ、レヴィナスとの比較を通じて、政治、哲学、倫理といった分野で議論します。全4回とも使用言語:フランス語、日本語翻訳配布、通訳付で、入場無料、事前予約不要とのことです。

◆「供犠、暴力、正義の可能性──国家をめぐるデリダとベンヤミンの論争」
« Le sacrifice, la violence et la possibilité de la justice. Le débat sur l'Etat entre Derrida et Benjamin »

日時:2015年7月7日(火)17.00-20.00
場所:早稲田大学 (戸山)33号館3階第1会議室
司会:藤本一勇(早稲田大学)
コメント:鵜飼哲(一橋大学)
主催:早稲田大学文学学術院 表象・メディア論系、脱構築研究会

◆「動物たちは死ぬのか?──動物、死、私たち」
« Les animaux meurent-ils ? L'animal, la mort et nous »

日時:2015年7月8日(水)16.30-18.00
場所:首都大学東京(南大沢) 本部棟2階 特別会議室
司会:西山雄二(首都大学東京)
主催:首都大学東京・傾斜的研究費「日本における「フレンチ・セオリー」の受容と展開」

◆「動物たちは人間たちと同じく、愚かになることができるのか?──超越論的愚かさをめぐるデリダとドゥルーズの論争」
« Les animaux, comme les humains, peuvent-ils être bêtes ? Le débat sur la bêtise transcendantale entre Derrida et Deleuze »

日時:2015年7月9日(木)17.00-20.00
場所:大阪大学(吹田)人間科学部東館303
司会:檜垣立哉(大阪大学)
主催:科研費(基盤B)「ドゥルーズ研究の国際拠点の形成」

◆「人間の倫理は供犠的なものか?──あらゆる倫理のアポリアをめぐるデリダとレヴィナスの論争」
« L'éthique humaniste est-elle sacrificielle ? Le débat sur les apories de toute éthique entre Derrida et Levinas »

日時:2015年7月10日(金)17.00-19.00
場所:立命館大学(衣笠)末川記念会館・第三会議室
司会:加國尚志(立命館大学)、亀井大輔(立命館大学)
主催:科研費(基盤C)「遺稿調査にもとづくジャック・デリダの脱構築思想の生成史の解明」、立命館大学間文化現象学研究センター


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by urag | 2015-06-23 19:27 | イベント告知 | Trackback | Comments(0)
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