いよいよ8月1日から「
紀伊國屋書店書評空間 KINOKUNIYA BOOKLOG」が開設されますが、この「書評空間」を担当しているのは、総務部企画広報課さんなんでしょうか、あるいはネットビジネス部さんなんでしょうか。
現在公になっている情報では、書評執筆者は今井顕、原正彦、茂木健一郎といった諸先生方ですが、部分的にこうしたお名前を拝見する限りでは、出版部の編集部のコネクションを有効活用し尽くした、という形跡があるようには思えません。紀伊國屋書店ほどの大きな企業になると、案外ヨコのつながりが薄いのかなあ。
著名人も書いている、という点では、サイバーエージェントの「
書評つながり」というのもあるのですが、皆様どれくらいご存知でしょうか。まあそれなりにTBがあるということは認知はされているのでしょう。
先般、アマゾンジャパンの「アソシエイト・プログラムコンテスト」でベストアソシエイト大賞に輝いた「
ブクログ―WEB本棚サービス」は、一般読者が参加できるレビューサイトで、私も以前から覗いてみていますが、何せ「重い」状態がなかなか改善しきれないご様子。アソシエイトもいいんですが、アマゾン本体がブログサイトを運営する意志は全然ないようですね。あったらかなり流行りそうな気もするんですけれども。
大阪屋の「
ほんつな」なんかはその後どうですか。書影がしばしば存在しないのが、私には気になるのですが。それと、いつのまにか「
月曜社」のサイトを作っていただいておりまして、たいへん光栄なことです。おやTBも1件ついている。
大阪屋さんと取引のある出版社はすべてこうした新刊紹介サイトを立ち上げていただいているようです。すごいなあ。出版社はもっと活用しないと。ええと、「出版社からのコメント」を入力するにはどうしたらいいんでしたっけ? あれ? (H)
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8月2日追記:紀伊國屋書店さんの「書評空間」をオープン後に確認したところ、「
利用規約」によればまさに出版部さんが関わっておられることが分かりました。コネクションをきちんと有効活用されているわけです。
で、私の生意気な感想なのですが、現時点では20代、30代の若い書き手がいないのが残念です。たぶんこの世代が洋書も含めて一番良く本を読むんじゃないかと思いますし、活発な投稿や議論があるだろうと思うのです。今や地位のある先生方が書かれた忌憚ない書評を読むのも確かにそれはそれで勉強にはなるのですけれども……。(H)