2005年 06月 30日

カトリーヌ・マラブー来日情報

小社刊『ブランショ政治論集』の共訳者である西山雄二さんが、来月初旬に次の訳書を刊行されます。ポスト・デリダ世代の実力派、カトリーヌ・マラブー女史(1959-)の博士論文『ヘーゲルの未来』(未来社)です。

ヘーゲルの未来――可塑性・時間性・弁証法』カトリーヌ・マラブー著、西山雄二訳、A5判上製384頁、本体価格4500円、未來社刊(2005年7月)、ISBN4-624-01170-8 C0010

マラブーの訳書はもう一点、春秋社から先週刊行されたばかりです。

わたしたちの脳をどうするか――ニューロサイエンスとグローバル資本主義』カトリーヌ・マラブー著、桑田光平+増田文一朗訳、46判上製224頁、本体価格2100円、春秋社刊(2005年6月)、ISBN4-393-32223-1 C0010

マラブーはまもなく初来日し、東京各地と京都で講演会が催されます。転載自由とのことなので、西山さんからご提供いただいた情報を下記に引用します。

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この度、フランスの哲学者カトリーヌ・マラブー氏が来日されることになりました。マラブー氏はデリダの脱構築思想を批判的に継承しながら、ヘーゲルやハイデガーの独創的な読解をおこない、脳科学との哲学的対話を通じて、自身の「可塑性」(plasticite)概念を練り上げている、現在のフランスでもっとも注目される哲学者です。日本での講演日程は以下のようになっています。

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7月5日(火)18:00 日仏会館(恵比寿)
「わたしたちの脳をどうするか」
(港千尋、桑田光平、増田文一朗との討論)
http://www.mfj.gr.jp/index-j.html
http://www.mfj.gr.jp/prog/prog_0507j.html#c0705

7月7日(木)19:00 東京日仏学院(飯田橋)
「哲学の使命」
(藤本一勇との対話 司会:西山雄二)
http://www.ifjtokyo.or.jp/top_j.html
http://www.ifjtokyo.or.jp/culture/conference_j.html#0707

7月8日(金)17:00
一橋大学(国立)佐野書院(西キャンパス南側)
「世界史と喪の可塑性――ヘーゲルの未来」
(司会:鵜飼哲)
http://gensha.hit-u.ac.jp/Japanese/home.htm

7月9日(土)14:00 東京大学(駒場)18号館4Fコラボレーションルーム1
「エコノミーという隠喩の運命――マルクス・デリダ・ハイデガー」
(司会進行:増田一夫、西山達也、千葉雅也)

7月16日(土)16:00 京都大学吉田南キャンパス 吉田南総合館北31講義室
「ハイデガーにおけるメタモルフォーズ(仮)」
(司会:多賀茂)

※全講演予約不要・入場無料。9日以外はすべて通訳有。

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同時開催として、マラブーさんのパートナーである、映画作家・批評家エリック・ビュロ氏の作品上映+講演会「河瀬直美を讃えて」も開催されます(マラブーさん一橋大講演の前の時間帯)。ありがたいことに、河瀬直美監督自身の参加もほぼ決定しました。こちらも興味のある方は是非、足を運んでみてください。
http://www3.kcn.ne.jp/~kumie/index2.html
http://www3.kcn.ne.jp/~kumie/news/news.html
http://gensha.hit-u.ac.jp/Japanese/home.htm

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西山雄二さんの初の単独訳単行本になる『ヘーゲルの未来――可塑性・時間性・弁証法』は、「東京の各会場で、著者割で2割引での販売(4500円→3600円)をさせていただきますので、どうぞこの機会にお買い求めください」とのことです。

なお、私が業界仲間と同人制で配信している「[本]のメルマガ」では、マラブー来日記念の増刊号を明日配信する予定です。西山さんをはじめとするマラブー本の訳者陣による、マラブーの知的魅力や略歴の紹介、講演の聞きどころなどの情報が掲載されます。

また、マラブー来日講演記に関しては、未來社のPR誌『未来』9月号(9/1発行)で西山さんが一筆書くことになったとのことで、講演の全貌や後日談などは、そちらで読めるようになるそうです。西山さんは先の『ブランショ政治論集』をめぐるミニ・シンポでも司会をつとめられており、続けざまのご活躍には目を瞠るばかりです。(H)
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by urag | 2005-06-30 19:47 | イベント告知 | Trackback | Comments(0)
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