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2014年 03月 28日

英国文化関連の注目新刊:スチュアート・ホールとバンクシー、など

弊社出版物の著作者の皆様の最近のご活躍をご紹介します。

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★上野俊哉さん(著書:『アーバン・トライバル・スタディーズ』、共訳書:ギルロイ『ブラック・アトランティック』)
★清水知子さん(著書:『文化と暴力』、共訳書:バトラー『自分自身を説明すること』『権力の心的な生』)
★毛利嘉孝さん(著書:『文化=政治』、共訳書:クリフォード『ルーツ』、ギルロイ『ブラック・アトランティック』)
★ポール・ギルロイさん(著書:『ブラック・アトランティック』)
青土社さんの月刊誌『現代思想』の、1998年3月臨時増刊号「総特集=ステュアート・ホール――カルチュラル・スタディーズのフロント」がこのたび2014年4月臨時増刊号「総特集=スチュアート・ホール[増補新版]」として生まれ変わりました。旧版で収録された論考やインタビューに加え、増補新版では、上野俊哉+小笠原博毅+清水知子の三氏による討議「亀裂と軋轢からの思考」や、タリク・アリによる追悼文「思考し、意見を戦わせ、そして行動を開始せよ――変革を求める者たちへのスチュアート・ホールからのメッセージ」(稲垣健志訳)、そしてホールへのインタビュー「ホームの居心地、場違いな心地」(L・バック聞き手、栢木清吾訳)が新たに加わっています。

旧版にはほかにも、上野俊哉さんの論考「ディアスポラとノマド――「保証なき主体」をめぐって」、毛利嘉孝さんの論考「インディペンダント・インタヴェンシャン――ホールの七〇年代」、そしてポール・ギルロイさんの論考「英国のカルチュラル・スタディーズとアイデンティティの落とし穴」(毛利嘉孝訳)が掲載されており、これらは新版にも再録されています。

さらに、毛利嘉孝さんはこのほかにも以下の2点の新刊に関わられているほか、まもなくせりか書房より発売予定の論集『アフター・テレビジョン・スタディーズ』の編者を伊藤守さんとともに務められています。

BANKSY'S BRISTOL:HOME SWEET HOME
スティーヴ・ライト(Steve Wright)著 小倉利丸・鈴木沓子・毛利嘉孝=訳・解説
作品社 2014年3月 本体2,800円 B5判並製6+126+2+48頁 ISBN978-4-86182-353-4

帯文より:彼は、何を主張し、どのように描いてきたのか? バンクシーと昔からの仲間たちによる世界で唯一の“非公式”ガイドブック! ストリート・グラフィティの天才、“芸術的テロリスト”謎の覆面作家《バンクシー》の初めて明かされる実像! 消失した初期作品から代表作まで166作品+友人・仲間たちの証言+作品解説+本人インタヴュー収録。【付】バンクシー・幻のインタヴュー+バンクシー作品年表+“ブリストル・サウンド”アルバムTop20

目次:
イントロ
ブリストル・ビート
バンクシーって誰?
レイヴの頂点
アーティストの仕事現場
匿名の規則
アート作品をつくること
ホーム・スウィート・ホーム
物語は続く・・・
バンクシー年譜
付録
 ギフトショップを通り抜けるとその先に出口が・・・(毛利嘉孝)
 バンクシーへのインタビュー:「グラフィティは、民主主義で、“リアル”なアートだ」(2003年秋、ロンドンにて)
 2003年ロンドンと“バンクシー”という現象(鈴木沓子)
 ブリストルという街(飯島直樹:DISC SHOP ZERO)
   1.そのサウンドのグラフィティ
   2.ブリストル・サウンド人脈マップ
 “ブリストル・サウンド”アルバムTop20(飯島直樹:DISC SHOP ZERO)
 所有に抗する自由の空間(小倉利丸)
 本文の訳注
 ブリストル市街図


白川昌生 ダダ、ダダ、ダ――地域に生きる想像☆の力
水声社 2014年3月 本体2,500円 A4判並製200頁 ISBN978-4-8010-0035-3

アーツ前橋にて2014年3月15日(土)から2014年6月15日(日)まで開催される展覧会「白川昌生 ダダ、ダダ、ダ 地域に生きる想像☆の力」の公式カタログ。

目次:
序文(住友文彦)
赤城山のふもとに生きる(白川昌生)
作品解説
 地域に生きる想像の力(住友文彦)
 マイナー芸術のために(毛利嘉孝)
 マース券と握手する手――未来からありがとう(森野榮一)
 幻想〔キマイラ〕 アジアを離れヨーロッパへ――更新された「あいまいさ」(アストリッド・ハンダ=ガニャール)
白川昌生を語る(冨井大裕×藤井光×中崎透)
日本現代美術序説――その端緒的覚書(白川昌生)
年譜
著作解題

◎関連イベント:記念対談 白川昌生x毛利嘉孝x住友文彦
 
日時:2014年5月4日(日)午後2時より午後4時まで
会場:アーツ前橋 1Fスタジオ
※参加無料、ただし本展の観覧券の半券が必要です。

また、本展カタログの発売と同時に以下の新刊が発売されています。美術のありようを問う本書は、多くの箇所で出版に置き換えて受けとめる必要があると感じました。贈与としての出版。出版そのものが芸術であるような未来。

贈与としての美術
白川昌生(しらかわ・よしお:1948-)著
水声文庫(水声社) 2014年3月 本体2,500円 46判上製224頁 ISBN978-4-8010-0036-0

帯文より:美術が《商品》であるとともに、未来への《贈与》であることを、未開社会における《クラ交換》、モースの『贈与論』、シュタイナーの経済理論等に拠りながら力強く主張しつつ、美術のみならず、政治・経済・文化のすべてが、社会そのものが、《芸術》であるような未来へ向けて、現在の腐朽した美術の在り方を根柢から問い直す。

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by urag | 2014-03-28 20:24 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
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