2014年 01月 12日

まさかと思いましたが、まだ購入できるようです

a0018105_17342837.jpg

a0018105_17345064.jpg

a0018105_1132040.jpg

a0018105_17351986.jpg

アンドレアス・ヴェサリウス『ファブリカ 第I巻・第II巻』(島崎三郎訳、うぶすな書院、2007年9月、A3判365頁、未製本函入、本体35,000円)は、どこのリアル書店店頭でも見かけず、大手オンライン書店でも扱いがないため、とっくに品切になっているものと思っていました。しかし、先年末の同書院の新刊、三木成夫『生命の形態学――地層・記憶・リズム』の奥付裏の広告に同書が載っていて、ひょっとしたら、と思った方もいらっしゃったかもしれません。結論から言うと、まだ購入できるようです。

地方小出版ウェブサイトの商品頁(テストヴァージョン)に記載されている書店さんのうち、買い物カゴが残っているオンライン書店は、紀伊國屋書店e-honJBOOKセブンネットショッピングブックサービスなどで購入できるはずです。アマゾン、honto、MARUZEN&ジュンク堂書店は買い物カゴがなかったり、登録がなかったりで購入できません。ちなみに私は、ブックサービスで購入しました。

上記裏広告では「上製」とも書かれていたのですが、書籍現物は未製本なので、単なる誤植かと思われます。また、上述の地方小出版ウェブサイトの商品頁(テストヴァージョン)では、発売月が2011年11月となっていますけれど、書籍現物の奥付を確認する限り、まだ重版はされていません。そもそもなぜ未製本なのか、想像しますと、これだけの大判ですと製本代がばかにならないため、価格の上昇を防ぐには未製本で提供するほかはなかったのだろうと思われます。また、この高額書を手にする客層ならば、自装もできるだろう、ということなのかもしれません。現物をはじめて手にして知りましたが、なめらかな紙に丁寧に印刷されており、図版も活字も実に美麗です。正直に言うと、なにぶん原本は非常に古いですから、図版の再現精度はあまり期待していなかったのです。実際はとても綺麗で、圧倒的な迫力があります。品切かとあきらめていた方は、ぜひお早めにご検討されることをお薦めします。古書市場でもほとんど見かけません。

同書に封入されたパンフレットの、解剖学者の萬年甫(まんねん・はじめ:1923-2011)先生による跋文「アンドレアス・ヴェサリウス『ファブリカ 第I巻、第II巻』について」によれば、第III巻および第IV巻の島崎先生による訳稿は、澤井直さんが整理されているとのことです。続刊がいつになるのか分かりませんが、じっくり待ちたいと思います。

なお、本書の奥付に記載されている版元さんの住所と電話番号はすでに古いもので使われていません。新しい情報は、日本図書コード管理センターで公開されています。
[PR]

by urag | 2014-01-12 17:36 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://urag.exblog.jp/tb/19332638
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< 注目新刊:ヴィトゲンシュタイン...      日本初のネグリ研究書:廣瀬純『... >>