2013年 12月 12日

内沼晋太郎『本の逆襲』が面白い

昨日発売になった内沼晋太郎さんの新著『本の逆襲』(朝日出版社)ですが、出版業界への示唆に満ちていて非常に興味深いです(特に第3章「これからの本のための10の考え方」)。おそらく内沼さんの提起している問題は業界人にとって既知のものではありますが、ではなぜ業界人は分かっていながら実現できないのか(あるいはなぜ実現できていないように世間には見えてしまうのか)。内沼さんは既知や周知のことを自明の前提としないで、自分の実践と実感をたよりに手探りで問い直し、「本と人」を再び出会わせる仕事を彼自身の喜びへと転換してきました。そして彼の喜びは出会う人の喜びともなりました。それは紛れもなく彼の実績です。昨日のB&Bでの内沼さんと仲俣暁生さんと私のトークイベントを終え、鼎談したお二人に送った私のメールが、『本の逆襲』特設サイト公開されています。この特設サイトに本書を読んだ皆さんの感想をどしどし寄せてもらって、活発な議論になればいいですね。それにしても『本の逆襲』は、税込987円で実にお値打ち価格。皆さんはもう読まれましたか?

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by urag | 2013-12-12 19:05 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
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