2013年12月3日(火)
函館蔦屋書店:図書850坪、セル500坪、レンタル270坪、その他860坪
北海道函館市石川町85-1
日販帳合。弊社へのご発注は文芸書と芸術書の主力商品プラスアルファ。今回は第一次発注のようで、そろそろ第二次発注もかかる様子です。
函館蔦屋書店株式会社の代表取締役社長、梅谷知宏さんのご署名でいただいている出品依頼状によれば、「当店は、地域活性化の新たな起爆剤となる大型複合店でございます。地域にお住まいの方々に函館初となるBOOK&CAFE体験を中心とした時間消費を通し、一日中過ごしていただける、『文化の公園』を作り上げてまいります」とのことです。また、日販北海道支店サイドの挨拶状にはこうあります。「既存蔦屋の強みを活かしつつ、専門書(工学、農業、建築、美術など)や人文書なども多数蔵書し、新たな書籍需要を創出して、出版業界の未来を函館の地より発信していきます」。
同挨拶状を参照すると、売場構成の中の「その他」には、文具、カフェ、レストランなどが含まれていることが分かりますが、先月当ブログで書いた通り、ソフトバンク携帯ショップ、コスメショップ、フラワーショップ、ファミリーマートも併設されるはずです。この構成が成功すれば、おそらく全国に同様の形態が広がっていくものと思われます。ちなみにここまでのCCCの「次世代型書店/図書館」の戦略については以下の文献にコンセプトがまとめられています。
2013年04月『
文化の樹を植える。 「函館蔦屋書店」という冒険』株式会社楽園計画=編、ネコ・パブリッシング
2013年04月『
図書館が街を創る。 「武雄市図書館」という挑戦』株式会社楽園計画=編、ネコ・パブリッシング
2011年05月『
代官山 オトナTSUTAYA計画』増田宗昭=著、復刊ドットコム