2013年 09月 16日

注目新刊と既刊:古田一晴『名古屋とちくさ正文館』論創社、ほか

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名古屋とちくさ正文館(シリーズ出版人に聞く11)
古田一晴著
論創社 2013年9月 本体1,600円 46判並製184頁 ISBN978-4-8460-1272-4

帯文より:名古屋での定点観測と出版業の将来。学生時代から映画の自主上映にかかわった著者は、1974年、ちくさ正文館にバイトで入社、78年社員。それ以後40年にわたり、文学好きな経営者のもと、“名古屋に古田あり”と謳われた名物店長となる。名古屋モダニズムの伝統を引き継いで……ブックフェアと時代の変化を考える。

★発売済。小田光雄さんのインタビュー・シリーズ「出版人に聞く」の第11弾です。古田一晴(ふるた・かずはる:1952-)さんは、名古屋生まれ。業界で知らぬ者はいない名古屋の個性派書店「ちくさ正文館」の名物店長です。70年代半ばにアルバイトから始め、大学卒業後に社員となり、こんにちまで店頭に立ち続けてこられたベテランです。ヴィレッジヴァンガードに代表されるように、80年代半ば以降の愛知県下では、個性的な郊外型複合書店が全国に先駆けて次々に誕生していました。雑貨や喫茶コーナーを併設し、扱う本をセレクトしたいわゆる次世代型書店は90年代において愛知がもっとも進んでいたと思います。そんな中で「ちくさ正文館」は本を売ることに徹していました。他の地域ではなかなか見られなかったことですが、私が業界に入った90年代前半においてすでに名古屋では、同業他社である書店員同士の横の繋がり、濃密な交流がありました。会社の枠組みを越えた談論風発は、東京にはない風通しの良さを感じたものでした。

★古田さんのインタビューは五部に分かれており、名古屋の文化的風土を語り、時代の変遷とともに「本を売る」行為にどんな変化が見られたかが証言されています。「こういう時代だからこそ、さらに本気になって書店を真剣に考え、もう一度原点に戻ることも必要かとも思います。それに本気でやっている書店とそうでないところの差は開くばかりだろうし、中途半端なかたちのところはますますやりにくくなるでしょう。だからこれまでの蓄積を生かすこと、次の時代に向けての人材を育てることにも力を注ぎたい」(114頁)と古田さんは語ります。人文、文芸、芸術、の三分野で信頼度の高い売場作りを継続されてきた古田さんの証言に学ぶところはたくさんあります。業界人必読です。


新編 大杉栄追想
山川均・賀川豊彦・内田魯庵・有島生馬・堀保子ほか著 大杉豊解説
土曜社 2013年9月 本体952円 ペーパーバック判(172×112mm)184頁 ISBN978-4-9905587-9-6

カバー紹介文より:1923年9月――、関東大震災直後、戒厳令下の帝都東京。「主義者暴動」の流言が飛び、実行される陸軍の白色テロ。真相究明を求める大川周明ら左右両翼の思想家たち。社屋を失い、山本実彦社長宅に移した「改造」臨時編集部に、大正一級の言論人、仇討ちを胸に秘める同志らが寄せる、享年38歳の革命児・大杉栄への、胸を打つ鎮魂の書!

★発売済。今日(2013年9月16日)は、大杉栄の没後90年に当たります。土曜社さんではこれまで大杉栄のペーパーバックを3冊(『日本脱出記』『自叙伝』『獄中記』)出版されています。9月1日に関東大震災が起こり、戒厳令の布かれた東京で大杉は憲兵隊によって暗殺されます。38歳でした。その死を悼んで『改造』誌1923年11月号では16人の言論人や同志が大杉栄の思い出を書き記しました。その特集を新訂して、大杉豊(大杉栄の甥)さんによる解説を加えたのが本書です。大杉がいかに愛されていたかがよくわかる内容で、大杉の人となりがそれぞれの筆先から活き活きと描かれています。「僕は四十まで生きないね、太く短く送るかね。けれど監獄の病監では死にたくないと、つねづね言っていた。彼は病監では死ななかったが平生悪〔にく〕んでいた軍人のために殺されてしまった。〔・・・〕彼の短い一章は芝居のように変化が多く活動写真のように目まぐるしかった」(堀保子「小児のような男」79頁)。堀は大杉の先妻です。思想的な理由から軍人が、一活動家だけでなく、その伴侶(伊藤野枝)とわずか6歳の甥っ子(橘宗一)にも手をかけた凶行から、まだ百年も経っていません。

★なお、土曜社のTさんから教えていただいた情報によれば、ぱる出版さんでは現代思潮社以来の40年ぶりの『大杉栄全集』の刊行を予定しているそうです。また、土曜社さんではこれまで『新編 大杉栄追想』を含み8点を出版されてきましたが、次の新刊は「プロジェクトシンジケート叢書」第4弾、スティグリッツほか『中央銀行論』(9月下旬発売予定)とのことです。


コスモポリタニズム――自由と変革の地理学
デヴィッド・ハーヴェイ著 森田成也・中村好孝・岩崎明子訳 大屋定晴訳・解説
作品社 2013年8月 本体3,800円 46判上製620頁 ISBN978-4-86182-446-3

帯文より:地理学を欠いた“自由と解放”は、“暴力と抑圧”に転化する。グローバル資本主義に抗する“コスモポリタニズム”を再構築する〈地理学的批判理論〉の誕生。ハーヴェイの思想的集大成。

目次:
序文
[プロローグ]自由のレトリックと地理学の悪魔
第I部 普遍的価値のパラドクス
 第1章 カントの人間学と地理学
 第2章 自由主義コスモポリタニズムに対するポストコロニアル批判
 第3章 新自由主義的ユートピアニズムのフラットな世界
 第4章 新しいコスモポリタンたち
 第5章 地理学的悪の陳腐さ
第II部 地理学的知識の政治学
 第6章 地理学的理性の狡知
 第7章 時空間性の弁証法と世界
 第8章 場所、地域、領土
 第9章 環境とは何か
[エピローグ]変革の地理学理論に向けて
[日本語版解説]ハーヴェイによる地理学的批判理論の構築――グローバル資本主義に抗するコスモポリタニズムのために(大屋定晴)
訳者あとがき
参考文献一覧
事項索引/人名索引/地名・国名索引

★発売済。原書は、Cosmopolitanism and the Geographies of Freedom(Columbia University Press, 2009)です。序文によれば、本書はもともと2005年5月にカリフォルニア大学アーバイン校で行われたウェレック・ライブラリー講義で発表されたもので、三回の講義をおおむねそのままのかたちで出版するつもりが、見直しの過程で大幅に加筆し拡張することになったとのことです。この講義シリーズは、第一線の人文系研究者たちの思索のエッセンスをコンパクトなかたちで知ることができることに一番の魅力があるはずなのですが、そこはハーヴェイ先生ですから、どうしても盛って下さるわけです。定食を頼んだつもりがフルコース料理が出てくる、という。しかしそれもやむをえない理由があります。本書はハーヴェイの批判地理学もしくは地理学的批判理論を概説したものなのです。なおかつ理論の枠組みに留まない、現代世界のラディカルな政治的批判の書でもあります。巻末にハーヴェイのデビューからこんにちまでの学問的歩みを俯瞰した長文の訳者解説があるので、まずはそちらから読むのもいいかもしれません。帯文にある通り、本書は著者の思想的集大成と言えるものです。

★周知の通り、作品社さんではビジネスマンにお薦めする人文書、いわゆるビジネス人文書を多数刊行されています。今までのビジネス書や新書に飽き足らない社会人読者層、すなわちマスメディアが伝える時事問題を、より自律的で批判的な判断力のもとに分析しなければならない本格派志向のビジネスマンが、ジャック・アタリやセルジュ・ラトゥーシュ、ハーヴェイなどに学んでいるわけです。書店のビジネス書売場は、従来のビジネス書一色の品揃えから脱却して、入門的新書とともにこうした人文書を引き込んで、硬軟織り交ぜた多様性へと開かれつつあるようです。

◎ウェレック・ライブラリー講義シリーズの既訳書
J-F・リオタール『遍歴――法,形式,出来事』小野康男訳、法政大学出版局、1990年11月
E・サイード『音楽のエラボレーション』大橋洋一訳、みすず書房、1995年12月;新装版2004年10月
E・F・ケラー『機械の身体――越境する分子生物学』長野敬訳、青土社、1996年6月
F・ジェイムソン『時間の種子――ポストモダンと冷戦以後のユートピア』松浦俊輔ほか訳、青土社、1998年11月
J・ヒリス・ミラー『読むことの倫理』伊藤誓・大島由紀夫訳、法政大学出版局、2000年11月
J・バトラー『アンティゴネーの主張――問い直される親族関係』竹村和子訳、青土社、2002年12月
G・C・スピヴァク『ある学問の死――惑星思考の比較文学へ』上村忠男ほか訳、みすず書房、2004年5月
W・イーザー『解釈の射程――「空白」のダイナミクス』伊藤誓訳、法政大学出版局、2006年11月
T・アサド『自爆テロ』茢田真司訳、青土社、2008年8月
H・ハルトゥーニアン『歴史の不穏――近代、文化的実践、日常生活という問題』樹本健訳、こぶし書房、2011年3月
D・ハーヴェイ『コスモポリタニズム――自由と変革の地理学』大屋定晴ほか訳、作品社、2013年8月


明史選挙志1 明代の学校・科挙・任官制度
井上進・酒井恵子訳注
東洋文庫 2013年9月 本体2,900円 全書判上製342頁 ISBN978-4-582-80839-1

帯文より:選挙とは、しかるべき人材を選び出し挙げ用いること。中国では約1300年間、科挙制度が官僚の登用・選抜をになった。本書はその完成形を示す明代の正史に徹底した訳注を施す。(全2巻)

★発売済。書名が表す通り、『明史』のうち「選挙志」を訳して注釈を加えたのが本書です。底本は1974年の中華書局標点本『明史』。凡例によればこの中華書局本は乾隆4年の武英殿刊本に校勘し、標点を加えたものとのことです。今回の訳注本では全2巻に分け、第1巻では学校制度を説明した「選挙志一」と、科挙制度について述べた「選挙志二」の前半部分を収録し、続く第2巻では同後半部分と、「選挙志三」を収めます。「三」は銓選制度(官僚の叙任や勤務評定)について記したものとのことです。

★科挙では四書五経の趣旨を論述する試験があり、当初は趣旨を明解に説明できるかどうかが採点基準で「文采の美しさ」は問わないものだったそうですが、後代では「人とは異なる新しさを競うように」なったと言います(203頁)。「当時はちょうど新奇をもてはやし、古えの賢人が大事に守っていた法度を嫌って馬鹿にするようになっていて、若い士人の好むところが流行となり、お上の指示も聴き従われなかった。天啓・崇禎の間には、挙業〔学生による試験答案の文章〕の文体はますますおかしなものとなり、ひろく経史より諸子百家に至るまでを渉猟して自在に用いるのがよしとされ、好き勝手なことをやる者が実に多かったのである。中正にそむく奇怪な文体の禁は何度も繰り返し出されたが、形成はすでに成っていて元には戻しがたく、結局は従われないままであった」(204頁)。問題に対する回答方法にも流行があったというのは非常に興味深いことです。現代に生きる私たちも、視野の狭さのゆえに自分たちの文章について「これが普通の日本語だ」とつい考えがちですが、当然のことながら、一時代の影響と制約を受けた、いずれ消えてなくなる文体のひとつであるにすぎません。

★東洋文庫の次回配本(10月刊)は、『新訳 日本奥地紀行』と『論語集注1』とのことです。前者は完訳版全4巻(初版2巻本の翻訳)が今春完結したばかりなので何のことなのか驚いてしまいますが、おそらくは簡略本の新訳ということなのだろうと推察します。後者は朱子の主著の現代語訳かと思います。すでにアマゾンにアップされている内容紹介によれば、本書は土田健次郎さんによる翻訳で、「江戸儒学の伊藤仁斎、荻生徂徠の解釈も対比させ、論語解釈の真髄に迫る画期的な編集」とのこと。とても楽しみです。


◎今月の注目文庫新刊

饗宴』プラトン著、中澤務訳、光文社古典新訳文庫、2013年9月、本体933円、304頁、ISBN978-4-334-75276-7
記号論I』ウンベルト・エーコ著、池上嘉彦訳、講談社学術文庫、2013年9月、本体1,100円、334頁、ISBN978-4-06-292194-7
間主観性の現象学II その展開』エトムント・フッサール著、浜渦辰二/山口一郎監訳、ちくま学芸文庫、2013年9月、本体1,700円、608頁、ISBN978-4-480-09574-9
レオナルド・ダ・ヴィンチ論』ポール・ヴァレリー著、塚本昌則訳、ちくま学芸文庫、2013年9月、本体1,300円、336頁、ISBN978-4-480-09556-5
都市景観の20世紀』エドワード・レルフ著、高野岳彦/神谷浩夫/岩瀬寛之訳、ちくま学芸文庫、2013年9月、本体1,600円、448頁、ISBN978-4-480-09568-8
荘子 雑篇』荘子著、福永光司/興膳宏訳、ちくま学芸文庫、2013年9月、本体1,800円、624頁、ISBN978-4-480-09542-8

★『饗宴』は、光文社古典新訳文庫でのプラトン新訳第4弾です。帯文にある「『饗宴』はエロスを語る“飲み会”だった!」との文言が楽しいですね。さすがに歴史的に定着しているので書名まで『飲み会』とはならなかったのが、ある意味残念です。『飲み会』あるいはせめて『宴会』でもよかったのに。ちなみにエロスと言っても、カタカナ語として膾炙しているあの意味ではなく、愛のことです。異性愛や同性愛の神話的起源が出てくるのは本書で、じつに「明快」な理由づけがなされています(84頁以下)。

★光文社古典新訳文庫では、丘沢静也さん訳のヴィトゲンシュタイン『論理哲学論考』が、野家啓一さんの解説付きで近刊、とのことで驚いています。丘沢さんは『哲学探究』新訳を岩波書店から上梓されたばかりです。しかも、講談社学術文庫でも来月11日、『ウィトゲンシュタインの講義――ケンブリッジ1932-1935年』(アリス・アンブローズ編、野矢茂樹訳)が発売されるそうです。これは勁草書房さんの単行本の文庫化かと思いますが、いずれもう一冊の講義録「ケンブリッジ1930-1932年」も文庫化されるのでしょうか。思いがけないウィトゲンシュタイン祭り(丘沢さんはあくまでも「ヴィ」トゲンシュタインと転記されています)が到来して興奮しています。

★『記号論』は、岩波現代選書として2分冊で1980年に刊行され、その後、同社の同時代ライブラリーで文庫化されていました。今回の再文庫化はとても嬉しいですが、原書が全1巻なのですから、岩波版を踏襲せずに合本してくださればよかったのに、と思います。第I巻は序論から第二章まで、来月刊行の第II巻では第三章と四章が収録されます。

★『間主観性の現象学II その展開』は、昨春刊行された『間主観性の現象学I その方法』に続くもので、ちくま学芸文庫のこれまでのパターンから言えば「フッサール・コレクション」と名付けられてもよかったかもしれない論文集の第2弾です。第I巻と同様に原書版『フッサール全集(第13・14・15巻)間主観性の現象学』3巻本が底本。本訳書では「自他の身体」「感情移入と対比」「共同精神(共同体論)」「正常と異常」の4部構成で全28篇の論考が第14巻と第15巻から選択され、収められています。まえがきと訳者解説は山口一郎さんがお書きになっています。

★『レオナルド・ダ・ヴィンチ論』は新訳です。ヴァレリーが23歳の時のエッセイ「レオナルド・ダ・ヴィンチ方法序説」(1894/1919年)と「覚書と余談」(1919年)をはじめ、「レオナルドと哲学者たち」(1929年)、さらに「レオナルド・ダ・ヴィンチ」(1942年)、「レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿集」(1938年)を収めています。豊富な訳注と図版もさることながら、横組で組まれているのも目を惹きます。組版の理由については訳者あとがきの最後の方に書かれています。「方法序説」を始め、ヴァレリーのダ・ヴィンチ論には既訳が複数あって、入手しやすかった版では『レオナルド・ダ・ヴィンチの方法』(山田九朗訳、岩波文庫、1977年;「序説」「追記と余談」「レオナルドと哲学者たち」を収録)がありましたが、現在は休版中。手元の現物を見てみると91年8刷まであったことを確認できました。

★『都市景観の20世紀』は、99年に筑摩書房から刊行された単行本の文庫化です。レルフの文庫化は『場所の現象学――没場所性を越えて』(高野岳彦ほか訳、ちくま学芸文庫、1999年)以来のもので久しぶりです。原書は、The Modern Urban Landscape(Johns Hopkins University Press / Croom Helm, 1987)です。なぜこのタイミングでの文庫化なのかはよくわかりませんが、学芸文庫ではこれまでレルフだけでなく、イーフー・トゥアンやオギュスタン・ベルクといった人々の空間論や場所論を再刊してきましたから、そうした地道な保守作業の一環なのだと思います。

★『荘子 雑篇』は「内篇」「外篇」に続く第3弾にして完結篇。訳者の興膳さんは解説「文学として読む『荘子』」でアメリカの中国古典学者のヴィクター・メイヤーさんの訳注本に言及されて、『荘子』の文学的魅力を説いておられます。確かに『荘子』は文学作品としても読めます。たとえば内篇の始まりは巨大な魚が鳥になって海を渡る話ですし、終わりはのっぺらぼうの混沌に人間の顔のような穴(目・鼻・耳・口)を開けて殺してしまう話でした。そこに「教え」が説かれているとはいえ、異様なイメージ喚起力があって、文学と哲学のあわいを縫う名作になっているのだと思います。ちなみに哲学書として読む例には、スイスの中国思想研究者ジャン・フランソワ・ビルテールによるコレージュ・ド・フランス講義『荘子に学ぶ』(亀節子訳、みすず書房、2011年)があります。
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by urag | 2013-09-16 04:41 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(2)
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Commented by 久野宏 at 2013-09-18 00:25 x
ヴィトゲンシュタイン祭り、となるとやはり丘沢訳『哲学探究』も、岩波文庫だとよかったですね。。。『存在と時間』は、岩波文庫だったわけで岩波の戦略がいまいち見えないです。『存在と時間』は、作品社からも高田珠樹訳ででるようですから、ハイデガーも祭りの予感がします。
Commented by urag at 2013-09-19 14:35
久野宏さんこんにちは。丘沢さん訳の『哲学探究』は確かに文庫だったらよかったですね。岩波文庫にとって挑戦的すぎるならばせめて現代文庫という手もあったと思います。いずれにせよ、将来的には文庫化されるだろうと思います。仰る通り、作品社の高田さん訳『存在と時間』が、文庫全4巻の完結前に発売されそうですね。ウィトゲンシュタインとハイデガー、二人のフェアを一緒にということもありえるのかもしれません。


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