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2012年 04月 23日

弊社出版物の著者や訳者の方々の最近の御活躍

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◎イヴ=アラン・ボワさん(『アンフォルム』共著者)
◎近藤學さん(『アンフォルム』共訳者)
◎岡本源太さん(『ジョルダーノ・ブルーノの哲学』著者)
芸術批評誌「リア」第27号(2012年3月28日発行)にボワさんの論考「THERMOMETERS SHOULD LAST FOREVER――エドワード・ルーシェイの液体語(後編)」が訳載されています。訳者は『アンフォルム』の共訳者の近藤學さんです(同論考の「前編」は第26号(2011年8月20日)に掲載)。また、同号では、岡本源太さんの評論「洞窟の出口へ――『世界制作の方法』展に寄せて」も掲載されています。

なお、同号のメイン特集「批評家はどこにいるのか」では、弊社発売『表象』誌の現編集委員である星野太さんが参加する座談会「美術をめぐる言論の現在と美術批評の可能性」(沢山遼×野田吉郎×星野太)を読むことができます。同特集に掲載された年表「出版にみるゼロ年代の批評活動」も興味深いです。


◎堀江敏幸さん(ドアノー『不完全なレンズで』訳者)
◎立木康介さん(ネグリ『芸術とマルチチュード』共訳者)
河出書房新社さんの季刊誌「文藝」2012夏号の特集「古井由吉」で、『古井由吉自撰作品』の刊行を記念した古井さんへのインタビュー「文学は「辻」で生まれる」は、堀江敏幸さんが聞き手となっています。もうひとつのインタビュー「40年の試行と思考――古井由吉を、今読むということ」の聞き手は佐々木中さんです。佐々木さんは同号に書き下ろし新作「晰子(あきこ)の君の諸問題」を寄稿されています。また、同誌での立木康介さんの連載論考「露出せよ、と現代文明は言う」は、今回が「エピローグ」となっています。


◎ロドルフ・ガシェさん(『いまだない世界を求めて』著者)
新潟大学人文学部哲学・人間学研究会『世界の視点――知のトポス』7号に、ガシェさんの論考「ヒュポテュポーシス──カントにおける感性的描出(hypotyposis)の概念についてのいくつかの考察」(宮﨑裕助+福島健太訳)が訳載されています。原文は1990年に発表されたSome Reflections on the Notion of Hypotyposis in Kantです。なお同号では、ヤコービ、フィヒテ、ハイデガーなどの論考の翻訳も掲載されています。

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◎ジャン=ジャック・ルソー(ウェブ連載『化学教程』著者)
白水社の新シリーズ「白水iクラシックス」の刊行第一弾として以下の書籍が刊行されました。

起源
ジャン=ジャック・ルソー著 原好男+竹内成明訳 川出良枝選・解説
白水社 2012年4月 本体2,600円 四六判並製258頁 ISBN978-4-560-09601-7 
版元紹介文より:ルソー生誕三百年! 尽きることない着想の源泉。『人間不平等起源論』『言語起源論』を収録。歯止めのない私有財産制度がうみだす貧富の差、強き者・持てる者たちによる巧妙な圧制、憎しみと暴力がもたらす分裂と無秩序、安楽と引き替えに隷属状態に甘んじる文明人の精神の荒廃──。かつて平和に暮らしていたはずの人類が直面するこうした数々の悲惨は、いつ、いかなる経緯で生じたのか? 生誕三百年を記念したルソー・コレクションの口火を切る本巻は、〈起源〉をめぐる論考を収録する。自然人の無垢と文明社会に生きる人間の堕落の対比を極限まで推し進めた『人間不平等起源論』では、人間同士の絆が必然的に抑圧や差別、排除を伴うという、人間の共同性に対する根底的な問いに貫かれる。一方、十八世紀フランスで流行った言語の起源をめぐる論争に参戦した『言語起源論』では、言語によって積極的に他者との関わりを深める人間像が提示される。果たして両者は矛盾しているのか。それとも、両者をつなぐ論理があるとみるべきか。起源をめぐる二つの作品を合わせ読むことによって、ルソーの政治観の全貌が明らかになる。選者である川出良枝・東大教授による導入と詳細な解説を付す。

本文より:「人間は邪悪であり、悲しく絶えざる経験がその証拠を不要にしているが、しかしながら人間は本来善良であり、私はそれを証明したと思っている。いったいそれほどまでに人間を堕落させたのは、人間の構成のなかに生じた変化、人間が行なった進歩と、獲得した知識でなければなんであろうか」(「人間不平等起源論」より)。

目次:
起源 (川出良枝)
人間不平等起源論
言語起源論
解説 人間の共同性の起源をめぐる根源的問いかけ (川出良枝)

新しいシリーズ「白水iクラシックス」の第一弾であり(同時配本は、マックス・シェーラー『宇宙における人間の地位』(亀井裕+山本達訳/木田元解説)、シリーズ内シリーズとなる「ルソー・コレクション」(川出良枝選)の第一巻。同社刊の『ルソー全集』から改訳する「ルソー・コレクション」の構成は以下の通り。

『起源』(人間不平等起源論、言語起源論)原好男+竹内成明訳
『文明』(学問芸術論、政治経済論、ヴォルテール氏への手紙、他)山路昭+坂上孝+浜名優美ほか訳
『孤独』(孤独な散歩者の夢想、他)佐々木康之訳
『政治』(コルシカ憲法草案、ポーランド統治論)遅塚忠躬+永見文雄訳

なお、主著のひとつ「社会契約論」は白水uブックスのほうで作田啓一訳が2010年に新書化されています。解説は今回のコレクションと同じ、川出先生です。なお、「白水iクラシックス」は巻末に「発刊にあたって」という版元の文章が共通で印刷されており、そこでは次のようにシリーズの趣旨が説明されています。「白水iクラシックスは、哲学・思想の古典をアーカイブしてゆく叢書です。〔…〕いま「幸福」と「希望」の根源的再考が求められています。〈i=わたし〉を取り巻く世界を恢復する一助として、この叢書が資することを願っています」とのことです。
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by urag | 2012-04-23 21:10 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
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