人気ブログランキング | 話題のタグを見る

URGT-B(ウラゲツブログ)

urag.exblog.jp
ブログトップ
2004年 12月 21日

「BT」1月号ではNOVEMBREやUK77も紹介されました

「BT」1月号ではNOVEMBREやUK77も紹介されました_a0018105_0354956.jpg

上の画像をクリックすると表紙の細かい文字が読み取れるくらいの大きな画像が見れます。

先日ご紹介した「美術手帖」1月号(特集=ART BOOK GUIDE 2005)の追加情報ですが、「こだわりのビジュアルブック35選」のコーナーで、小社刊の『NOVEMBRE』および『UK77』をカラー写真でご紹介いただきました。カワイイファクトリーのお二方、好意的なコメントをありがとうございました。

さらに、毛利嘉孝さんのコーナーでは、『マルチチュードの文法』や『文化=政治』のほかに、小社より刊行予定のポール・ギルロイ『ブラック・アトランティック』もご紹介いたいたことを確認しました。毛利先生、重ねて御礼申し上げます。

また、小田昌教さんのコーナー「人類学とアートがわかる」では、クリフォード『ルーツ』に言及していただいています。正直、ブックガイドでこれほどの回数、自分の会社の名前を見たのは、初めてです。

先日の投稿でアート系ブックショップガイドにも「注目」と書いたことについて、某書店員さんから鋭い疑問の声をいただきました。「掲載されているのは美術書売場のあるチェーン書店がほとんど。注目すべき情報はほとんどなかった」と。確かに仰る通りです。ショップガイドにも「全国でチェーン展開している書店で、新刊書が手に入りやすい書店を掲載しています」と但し書きがしてあります。

私が注目したいのは、先日も書いた通り、「変化していく書店地図の動向」です。たとえば、「美術手帖」には、バックナンバー常備店の一覧が「次号予告」および「バックナンバー紹介」に隣接して掲載されています。このバックナンバー常備店一覧と、アート系ブックショップガイドを見比べて見る事をお奨めします。

そしてよりマニアックな探索として、「美術手帖」のバックナンバーをお持ちの方は、たとえば90年代あたりから「バックナンバー常備店一覧」に掲載されている書店数や書店名が、どのように変化してきたかをご覧になると、とても興味深い現実が見えてくると思います。少なくともこれらは、版元営業マンにとって、美術出版社さんの営業努力や、書店業界の栄枯盛衰の一端が見てとれる「資料」なのです。(H)

by urag | 2004-12-21 01:18 | Comments(0)


<< 「本とコンピュータ」14号は読...      「情況」12月号にヴィルノ氏イ... >>