2011年 06月 12日

今週発売の注目新刊(2011年6月第3週)

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グローバル政治理論
土佐弘之(1959-)編
人文書院 2011年6月 本体1,800円 4-6判並製230頁 ISBN978-4-409-00104-2

帯文より:E・H・カーからヴァンダナ・シヴァまで、国際関係の現実を批判的に乗り越え、オルタナティブを目指すための30冊。

★昨秋刊行開始となったシリーズ「ブックガイドシリーズ 基本の30冊」の第4弾です。取次搬入は14日とのこと。書店の店頭発売は15日以降ということですね。今回取り上げられている30冊は以下の通り。

カー『危機の20年』(岩波書店、1996年)、モーゲンソー『国際政治』(福村出版、1986年)、ニーバー『道徳的人間と非道徳的社会』(白水社、1998年)、ウォルツ『国際政治の理論』(勁草書房、2010年)、ブル『国際社会論』(岩波書店、2000年)、フォーク『顕れてきた地球村の法』(東信堂、2008年)、バーリン『自由論』(みすず書房、1971年)、ハイエク『自由の条件』(春秋社、1986年)、ハーバーマス『事実性と妥当性』(未来社、2002年)、ウォーラーステイン『史的システムとしての資本主義』(岩波書店、1985年/増補版1995年)、ポランニー『大転換』(東洋経済新報社、2009年)、ローゼンバーグ『市民社会の帝国』(桜井書店、2008年)、ポッゲ『なぜ遠くの貧しいひとへの義務があるのか』(生活書院、2010年)、ランシエール『不和あるいは了解なき了解』(インスクリプト、2005年)、シュミット『政治的なものの概念』(未来社、1970年)、ハート+ネグリ『〈帝国〉』(以文社、2003年)、ルークス『現代権力論批判』(未来社、1995年)、フーコー『生政治の誕生』(筑摩書房、2008年)、アガンベン『ホモ・サケル』(以文社、2003年)、コックス『世界秩序へのアプローチ』(未訳)、ラクラウ+ムフ『ポスト・マルクス主義と政治』(大村書店、1992年)、バリバール『ヨーロッパ市民とは誰か』(平凡社、2007年)、コノリー『プルーラリズム』(岩波書店、2008年)、ファノン『地に呪われたる者』(みすず書房、1968年)、サイード『オリエンタリズム』(平凡社、1986年)、ギルロイ『ブラック・アトランティック』(月曜社、2006年)、エンロー『バナナ、ビーチと基地』(未訳)、スピヴァク『サバルタンは語ることができるか』(みすず書房、1998年)、バトラー『触発する言葉』(岩波書店、2004年)、シヴァ『アース・デモクラシー』(明石書店、2007年)。

★シリーズの既刊書は2010年10月に刊行された3点――中山康雄『科学哲学』、小泉義之『倫理学』、丸川哲史『東アジア論』です。続刊は、今夏に2点――難波功士『メディア論』、子安宣邦編『日本思想史』が予定されているとのことです。


新羅殊異伝――散逸した朝鮮説話集
小峯和明+増尾伸一郎=編訳
平凡社 2011年6月 本体3,000円 全書判上製318頁 ISBN978-4-582-80809-4

帯文より:新羅時代の歴史故事・奇異譚を集めた説話集『新羅殊異伝』で、佚書ながら『三国史記』『三国遺事』をさらに遡り、朝鮮文学の最古層をなすとともに、東アジアの古代文学の広がりと交流を豊かに物語る。

★「東洋文庫」第809巻です。10日に取次搬入だった様子。同日には平凡社ライブラリーの新刊2点―― レイモンド・ウィリアムズ『完訳 キーワード辞典』と森山大道『昼の学校 夜の学校+』も搬入されました。後者の刊行記念に、7月23日(土)18時30分から青山ブックセンター本店にて、森山大道さんのトークショー「ABCで夜の写真学校 森山大道一問一答」が開催されます。料金は税込1,300円(『昼の学校 夜の学校+』書籍代税込1,050円含む)で、定員100名、明日13日午前10時からこちらで予約申し込みの受付が開始されます。

★平凡社さんの6月新刊には、ハル・フォスター『デザインと犯罪』や大竹昭子『彼らが写真を手にした切実さを――《日本写真》の50年』などが予定されています。大竹さんの新刊刊行記念に、6月22日(水)19時から青山ブックセンター本店にて、大竹さんと飯沢耕太郎さんのトークイベントが開催予定です。詳細はこちら。なお、7月発売の東洋文庫の次回配本は『本阿弥行状記』とのことです。
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by urag | 2011-06-12 23:58 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
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