ウラゲツ☆ブログ

urag.exblog.jp
ブログトップ
2010年 11月 26日

弊社出版物の著者や訳者の方々の最近の御活躍

★上村忠男さん(アガンベン『アウシュヴィッツの残りのもの』『涜神』、スピヴァク『ポストコロニアル理性批判』共訳者)
今月(2010年11月)の平凡社ライブラリーの新刊として『カルロ・レーヴィ『キリストはエボリで止まってしまった』を読む――ファシズム期イタリア南部農村の生活』を上梓されました。レーヴィ自身の本は岩波書店から『キリストはエボリに止りぬ』(清水三郎治訳、1953年)として刊行されましたが現在は品切。また、先月には岩波書店から上村さんの著書『知の棘――歴史が書きかえられる時』が刊行されました。岩波書店からゼロ年代前半に刊行されていたシリーズ「歴史を問う」全6巻の中の、第5巻『歴史が書きかえられる時』(2001年)と第6巻『歴史の解体と再生』(2003年)に寄稿された論考が柱となっている本です。

★堤康徳さん(アガンベン『涜神』共訳者)
今月、岩波書店から刊行されたウンベルト・エーコの小説『バウドリーノ』全2巻を翻訳されました。同書は売行良好で現在重版中と聞いています。

★本橋哲也さん(スピヴァク『ポストコロニアル理性批判』共訳者)
今月、平凡社新書の新刊として対談本『格闘する思想』を上梓されました。『週刊金曜日』に連載された若手研究者との対談をまとめたもので、対談相手は、萱野稔人、海妻径子、廣瀬純、本田由紀、白石嘉治、岡真理、西山雄二、の各氏です。

廣瀬さんと西山さんは弊社刊行図書の著訳者でもあります。廣瀬純さんは共著に『闘争のアサンブレア』、訳書にヴィルノ『マルチチュードの文法』、ネグリ『芸術とマルチチュード』(共訳)があります。西山雄二さんは訳書にブランショ『ブランショ政治論集』(共訳)、デリダ『条件なき大学』があります。

★渡邊美帆さん(大里俊晴『マイナー音楽のために』企画者)
今月、講談社から刊行された『RATIO』のSpecial Issue「思想としての音楽」(片山杜秀責任編集)に、「カット=アップの快楽――大里俊晴音楽論にかえて」を寄稿されました。このテクストはいわば「引用の織物」で、大里さんの数々のテクストが、様々な書き手のテクストと折り合わされています。オマージュの試みでもあると言えるでしょうか(渡邊さんは「『ガセネタの荒野』を音楽批評のようにして読めるということに気付いた」とつぶやかれています)。組版は『RATIO』史上初の試みではないでしょうか、多方向に自在に傾いており、これまでの『RATIO』のイメージを変えるもので、驚きました。
[PR]

by urag | 2010-11-26 11:28 | 雑談 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://urag.exblog.jp/tb/11619342
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< ハイデガー『現象学の根本問題』...      「信濃毎日新聞」に『不完全なレ... >>