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2010年 11月 17日

ロールズ『正義論 改訂版』いよいよ発売

公式情報では明日(2010年11月18日)、いよいよジョン・ロールズの主著『正義論 改訂版』が紀伊國屋書店より発売されます。原著はハーヴァード大学出版から1971年に初版が刊行され、これの日本語訳が1979年、矢島鈞次監訳で紀伊國屋書店から出版されました。同書はおそらく1994年11月の8刷を最後にして、数年後に品切となりました。いっぽう原著は1999年に改訂版が初版と同じくハーヴァードから出版されます。ロールズ自身は2002年に逝去。そして原著改訂版刊行から約10年、ついに日本語版の刊行です。美麗な装丁は間村俊一さんによるもの。写真で比べてみると、1979年の初版と、2010年の今回の改訂版とではずいぶん印象が違いますね。訳文もよりいっそうの読みやすさを追求しておられます。目次詳細はこちらをご覧ください。巻末の「対照表」というのは、原著初版と原著改訂版、そして今回の改訂版日本語訳の三者間で、各節の頁割がどう対応しているかを示した一覧表です。ズッシリと重い大著ではありますけれど、マイケル・サンデルをお読みになっておられる読者はぜひこの年末年始に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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◎ジョン・ロールズ(John Rawls, 1921-2002)単独著既訳
『公正としての正義』田中成明編訳、木鐸社、1979年3月
『正義論』矢島鈞次監訳、紀伊國屋書店、1979年8月
『公正としての正義 再説』エリン・ケリー編、田中成明ほか訳、岩波書店、2004年8月
『ロールズ哲学史講義』上下巻、バーバラ・ハーマン編、坂部恵監訳、みすず書房、2005年2-3月
『万民の法』中山竜一訳、岩波書店、2006年7月
『正義論 改訂版』川本隆史ほか訳、紀伊國屋書店、2010年11月

【2010年11月22日追記:紀伊國屋書店サザンシアターで本日行われた『正義論改訂版』刊行記念トークイベントで配布された岩波書店のチラシによれば、来春、岩波書店からロールズの『政治哲学史講義』(全二巻、サミュエル・フリーマン編、齋藤純一ほか訳)が刊行されるとのことです。】
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by urag | 2010-11-17 18:57 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
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