ウラゲツ☆ブログ

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2018年 12月 31日

月曜社最新情報まとめ(ブログの最新エントリーは当記事の次からです)

◆公式ウェブサイト・オリジナルコンテンツ
◎2011年6月28日~:ルソー「化学教程」翻訳プロジェクト。

◆最新刊と近刊
◎2017年11月29日取次搬入予定:ジャン・ウリ『コレクティフ』本体3,800円

◎2017年11月1日発売:南嶌宏『最後の場所』本体3,500円

◎2017年10月16日発売:甲斐義明編訳『写真の理論』本体2,500円

◎2017年10月6日発売:森山大道『』本体2,500円

◎2017年8月4日発売:ポール・ギルロイ『ユニオンジャックに黒はない』本体3,800円
酒井隆史氏書評「不変と変化、この30年――レイシズムとナショナリズムの不可分な力関係」(「図書新聞」2017年11月4日号)
石田昌隆氏書評(「ミュージックマガジン」2017年11月号「RANDOM ACCESS BOOK」欄)
野田努氏書評(「ele-king」WEB版2017年10月4日付「Book Reviews」欄)
無記名氏書評(「河北新報」10月1日付読書欄「新刊抄」)

◎2017年7月4発売:ジャコブ・ロゴザンスキー『我と肉』本体4,800円、シリーズ・古典転生第16回配本。
書評1⇒廣瀬浩司氏「あらたな思考の出発点をうちたてる――現象学的身体論の刷新へと波及する潜在性」(「週刊読書人」2017年9月8日号)

◎2017年6月2日発売:荒木経惟『私情写真論』本体1,500円

◎2017年5月30日発売:ソシュール『伝説・神話研究』本体3,400円、シリーズ・古典転生第15回配本。

◎2017年5月15日発売:金澤忠信『ソシュールの政治的言説』本体3,000円、シリーズ・古典転生第14回配本。
書評1⇒加賀野井秀一氏「〈一般言語学〉から遠く離れて」(「フランス」2017年9月号)

◎2017年5月12日発売:『鉄砲百合の射程距離』内田美紗[句]、森山大道[写真]、大竹昭子[編]、本体2,500円

◎2017年4月17日発売:『表象11:ポスト精神分析的主体の表象』本体2,000円。

◎2017年3月30日発売:上野俊哉『[増補新版]アーバン・トライバル・スタディーズ』本体3,000円。

◎2017年2月16日発売:松江泰治『Hashima』本体3,600円。
書評1⇒無記名氏(『CANON PHOTO CIRCLE』2017年4月号「今月の新刊」欄)
書評2⇒無記名氏(「信濃毎日新聞」2017年3月26日(日)付「読書欄」)

◎2017年2月10日発売:佐野方美『SLASH』本体4,000円。
書評1⇒『アサヒカメラ』2017年4月号「TOPICS/BOOK」欄「写真に封じ込められた一瞬の集積――時代の空気を写しとめた新作写真集を読む」(解説=山内宏泰、聞き手=池谷修一)

◎2017年2月8日発売:星野太『崇高の修辞学』本体3,600円、シリーズ古典転生12。
書評1⇒n11booknews_staff氏「「崇高」に惑わされないための丁寧な考察」(「Book News|ブックニュース」2017年3月4日エントリー)
書評2⇒中島水緒氏(「美術手帖」2017年5月号「BOOK」欄)

◎2016年12月26日発売:マッシモ・カッチャーリ『抑止する力』本体2,700円。
書評1⇒篠原雅武氏「オレンジとバカにされている偉そうなジジイのアポカリプスとともに、アメリカのいたるところは主の到来を待ち望む人たちによって埋め尽くされようとしている」(「図書新聞」2017年3月18日号)
書評2⇒中村勝己氏「「カテコーン」の概念の解釈を主題に――〈世界の再宗教化〉をどう捉えどう向き合うべきか」(「週刊読書人」2017年3月31日号)

◎2016年12月7日発売:荒木経惟×荒木陽子『東京は、秋』本体3,500円
書評1⇒山本アマネ氏(『FUDGE』2017年2月号「PICK UP NEW BOOKS 今月の新刊&注目作」欄)
書評2⇒山本アマネ氏(『men's FUDGE』2017年3月号「BOOKS」欄)
書評3⇒無記名氏(『母の友』2017年5月号「polyphony/Books」欄)

◆販売情報(重版・品切・サイン本、等々)
◎品切重版検討中:『ミクロコスモス第1集』2刷、ユンガー『パリ日記』2刷、ギルロイ『ブラック・アトランティック』4刷。
◎品切重版未定:『舞台芸術05』『舞台芸術08』『表象01』『表象04』『表象05』『表象08』、毛利嘉孝『文化=政治』、クリフォード『ルーツ』、スピヴァク『ポストコロニアル理性批判』、ハーマッハー『他自律』、ブレイエ『初期ストア哲学における非物体的なものの理論』、片山廣子『燈火節:随筆小説集成』、片山廣子『新編燈火節』、竹内てるよ『静かなる夜明け』、ブランショ『書物の不在 初版朱色本』、ブランショ『書物の不在 第二版鉄色本』、高柳昌行『汎音楽論集』、大里俊晴『マイナー音楽のために』、大竹伸朗『ネオンと絵具箱』、森山大道写真集『新宿』『新宿+』『大阪+』『オン・ザ・ロード』『何かへの旅』、森山大道フォトボックス『NOVEMBRE』、やなぎみわ作品集『WHITE CASKET』、川田喜久治写真集『地図』、遠藤水城編『曽根裕|Perfect Moment』、熊木裕高写真集『吠えない犬』、瀬戸正人写真集『picnic』、菱田雄介写真集『ある日、』。※書店からの返品で在庫がまれに生じる場合があります。直接、弊社までお電話かメールなどでお尋ね下さい。

◆出版=書店業界情報:リンクまとめ
◎業界紙系:「新文化 ニュースフラッシュ」「文化通信
◎一般紙系:Yahoo!ニュース「出版業界」「電子書籍」「アマゾン
◎話題系:フレッシュアイニュース「出版不況」「電子書籍」「書店経営
◎新刊書店系:日書連 全国書店新聞
◎雑談&裏話:5ちゃんねる 一般書籍

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# by urag | 2018-12-31 23:59 | ご挨拶 | Trackback(1) | Comments(21)
2017年 11月 19日

注目新刊:レリス『ゲームの規則』全4巻刊行開始、ほか

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ゲームの規則Ⅰ 抹消』ミシェル・レリス著、岡谷公二訳、平凡社、2017年11月、本体3,400円、4-6判上製360頁、ISBN978-4-582-33323-7
ゲームの規則Ⅱ 軍装』ミシェル・レリス著、岡谷公二訳、平凡社、2017年11月、本体3,200円、4-6判上製292頁、ISBN978-4-582-33324-4
七十人訳ギリシア語聖書 モーセ五書』秦剛平訳、講談社学術文庫、2017年11月、本体3,150円、1200頁、ISBN978-4-06-292465-8
書簡詩』ホラーティウス著、高橋宏幸訳、講談社学術文庫、2017年11月、本体900円、248頁、ISBN978-4-06-292458-0
水滸伝(三)』井波律子訳、講談社学術文庫、2017年11月、本体1,780円、640頁、ISBN978-4-06-292453-5
中国名言集―― 一日一言』井波律子著、岩波現代文庫、2017年11月、本体1,280円、448頁、ISBN978-4-00-602295-2
世界の共同主観的存在構造』廣松渉著、岩波文庫、2017年11月、本体1,320円、560頁、ISBN978-4-00-381241-9

★レリス『ゲームの規則〔La Règle du jeu〕』全4巻の刊行開始です。岡谷公二訳『Ⅰ 抹消』(原書:Biffures, Gallimard, 1948)と『Ⅱ 軍装』(原書:Fourbis, Gallimard, 1955)が同時発売。前者の初訳は『ゲームの規則 ビフュール』として筑摩書房より1995年に刊行されたことがあります。新訳にあたっては原題の音写ではなく漢字二文字の訳語で統一するとの方針です。帯文に曰く「神話の偉大さに達した告白文学」と謳われ、個々の帯文は『Ⅰ 抹消』が「ビフュール。未来が暗い穴でしかなかった日々の幼少期の記憶の執拗な重ね書き〈日常生活の中の聖なるもの〉の探求」、『Ⅱ 軍装』は「フルビ。死を飼い馴らし、正しく振る舞い、おのれの枠を超え出る……〈生きる/書く〉心情の一件書類」。今回初訳となる『軍装』について岡谷さんは訳者あとがきで次のようにお書きになっておられます。「『軍装』は『抹消』とは異なり好評をもって迎えられた。ナドー、ビュトール、ポンタリス、ブランショらが有力な雑誌に次々と好意的な批評を発表、そして〔・・・〕刊行翌々年には『抹消』と合わせてクリティック賞を受け、レリスの文名は不動のものとなったのである」。シンプルで美しい装幀は細野綾子さんによるもの。第Ⅲ巻『縫糸』(千葉文夫訳、原書:Fibrilles, 1966)、第Ⅳ巻『囁音』(谷昌親訳、原書:Frêle bruit, Gallimard, 1976)が続刊予定です。

★講談社学術文庫の11月新刊より3点を選択。秦剛平訳『七十人訳ギリシア語聖書 モーセ五書』はいよいよ税別本体価格で3000円を超える時代に突入した、ということでしょうか。親本は河出書房新社より2002から2003年にかけて刊行された5点の単行本。奥付前の特記によれば、合本文庫化にあたり「その後の研究をもとに加筆・修正・再構成を行い、新に図版を挿入」したとのことです。分冊せずに大冊となるのをあえて避けずに全一巻としたことに強い印象を覚えます。訳者の秦さんは昨秋より、七十人訳聖書の預言者シリーズとして青土社から「イザヤ書」「エレミヤ書」「エゼキエル書」「十二小預言書」を上梓されています。

★ホラーティウス『書簡詩』は同文庫のための訳し下ろし。原著『Epistles』の既訳には、古いものでは田中秀央/村上至孝訳(生活社、1943年)、新しいものでは鈴木一郎訳(『ホラティウス全集』所収、玉川大学出版部、2001年)がありますがいずれも古書でしか買えません。原著第二巻第三歌は「詩論」としてさらに翻訳があり、文庫版では岡道男訳『アリストテレース 詩学/ホラーティウス 詩論』(岩波文庫、2001年)でも読むことができます。新訳より一節を引きます。「簡潔であろうと努力する。すると曖昧になる。流麗さを追究する。すると気骨と気勢が乏しくなる。荘重さを打ち出す。すると鼻持ちならない。安全無事ばかりを考えて嵐を恐れる人は地面に這いつくばる」(「詩論」より、146~147頁)。

★井波律子訳『水滸伝(三)』は全五巻のうちの第三巻。第43回から第60回までを収録。なお井波さんは今月、岩波現代文庫から『中国名言集―― 一日一言』が発売されたばかりです。親本は岩波書店から2008年に刊行。366篇の名言が選ばれ、出店や注釈が簡潔に記されています。「ジャンルをとわず、時代を超えて生き生きとなした生命力を保つ言葉を選ぶように心がけ、あまりに教訓的なものや説教臭の強いものは避けた。/しみじみと味読すると、発言者の深い叡智を感受して、なるほどと元気になったり、楽しくなったり、勇気がわいてきたりする」と巻頭の「はじめに」に記されています。なるほどその通りで、実に味わい深い句々に胸が熱くなります。「精衛微木を銜み、将に以て滄海を塡めんとす」(陶淵明)。

★廣松渉『世界の共同主観的存在構造』は凡例によれば、1972年に勁草書房より刊行された同書に「附録として足立和浩/白井健三郎/廣松渉による鼎談「サルトルの地平と共同主観性」(「情況」1973年1月号)を併録するもの」とのことです。同書の底本には岩波書店版『廣松渉全集』第一巻(1996年)が使用されており、「底本にある「学術文庫版への序」は省き、巻末の索引は初出の単行本に基づいて作成した」ともあります。なお講談社学術文庫版は1991年に刊行されていました。今回の再文庫化にあたり、熊野純彦さんが解説と解説者注を担当され、熊野さんの責任において「底本にふくまれるあきらかな誤記・誤植を訂正し、読みやすさを考慮して振り仮名の追加・整理をし、通行の表記法に基づいて記号を整理するなどの変更をおこなった個所がある」そうです。

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南方熊楠と説話学』杉山和也著、平凡社、2017年11月、本体1,000円、A5判並製108頁、ISBN978-4-582-36449-1
聖なる珠の物語――空海・聖地・如意宝珠』藤巻和宏著、2017年11月、本体1,000円、A5判並製120頁、ISBN978-4-582-36450-7
マルクスと商品語』井上康/崎山政毅著、社会評論社、2017年11月、本体6,500円、A5判上製580頁、ISBN978-4-7845-1846-3
哲学すること――松永澄夫への異議と答弁』松永澄夫監修、木田直人/渡辺誠編、中央公論新社、2017年11月、本体5,800円、A5判上製704頁、ISBN978-4-12-005028-2
ウールフ、黒い湖』ヘラ・S・ハーセ著、國森由美子訳、作品社、本体2,000円、四六判上製196頁、ISBN978-4-86182-668-9

★『南方熊楠と説話学』『聖なる珠の物語』はまもなく発売。ブックレット「書物をひらく」の第9弾と第10弾です。カバーソデ紹介文を引いておくと、『南方熊楠と説話学』は「民俗学や植物学をはじめ、南方熊楠が渉猟した学問領域は多岐にわたり、その足跡は広く深く展開している。説話学においても、南方熊楠の博学は、高木敏雄、柳田國男らをリードする役割をもった。けれども南方の説話学派、彼らや芳賀矢一など、その後の学界の主流とは別の方向をめざし、別の視野を拓いている。膨大な遺存資料のなかに、南方説話額の可能性をとらえる」。「南方熊楠の生涯」「南方熊楠の学問」「日本における説話学の勃興と南方熊楠」「南方熊楠の説話学と、その可能性」「南方熊楠旧蔵資料の価値――説話研究の側から」の五章立てです。『聖なる珠の物語』の紹介文は「ある場所が〈聖なる力〉によって〈聖なる空間〉に変容されるそのなりゆきを、たとえば寺社の縁起が語る。そして〈聖なるモノ〉が、その言葉に力を与え、その聖性を持続させる――。空海が中国から請来した「如意宝珠」。この聖なるモノの由来を語り、その由来譚を解釈しなおす言葉の群れが、室生寺の、高野山の聖性を増幅する。歴史のなかに、その言説システムを丹念に解きほぐす」。「空海と如意宝珠」「室生山の如意宝珠」「龍と如意宝珠」「高野山の如意宝珠」の四章立て。

★『マルクスと商品語』は発売済。目次詳細は書名のリンク先をご覧ください。巻頭のはしがきによれば「本書の目的は、『資本論』冒頭商品論の解読であり、それを第二版以降に述べられる「商品語」という概念に焦点をあてたうえで遂行するものである」とのことです。「「商品語」という一般には聞きなれない用語について、人間語と対照させて、そのおおよその輪郭を明らかにしたのが、第一部〔第Ⅰ章、第Ⅱ章〕であり、本書の序論に当たる。/第二部〔第Ⅲ章~第Ⅶ章〕は本論である。『資本論』冒頭商品論をまったく新たな視点から捉え、従来の解読を刷新することを目指した。従来流布していたほとんどすべての読みを覆し、『資本論』冒頭商品論の精確な読解をなせた、と自負している。/第三部〔第Ⅷ章、第IX章〕は補論というべきものである。第三部草稿まで含めた『資本論』全体を踏まえて、今日の資本主義を批判するという課題は今後のものであり、そのための準備作業に相当する。〔・・・〕鍵となるのは架空資本の概念である。マルクスによるこの概念を復権させ、その新たな内容展開を目指していきたい」。本書はもともと2013年から2014年にかけて紀要「立命館文学」に連載された共著論文「商品語の〈場〉は人間語の世界とどのように異なっているか」を大幅に加筆修正したものとのことです。

★『哲学すること』は発売済。版元さんウェブサイトでは目次が未掲出のようですが、アマゾンには目次が掲載されています。帯文はこうです。「松永の薫陶を受けた13人が、渾身の力をふるって師に立ち向かう。厳密・緻密・稠密な言語使用を実践し、人間にとって本質的なことのみを論じ交わした火花散る師弟対決」。13人というのは次の方々です。朝倉友海、伊多波宗周、伊東俊彦、大西克智、木田直人、越門勝彦、佐藤香織、高橋若木、手塚博、中真生、原一樹、吉田善章、渡辺誠、の各氏です。松永さんは巻末の謝辞で次のように述べておられます。「私にとって、哲学は学問というより、生きることそのことと切り離せないものです。どうしてかと言いますと、人は単純に生きてはいず、ああだこうだと考え、そして悩んだり差し当たり得心したりして生きているわけで、すると、人はどのように生きてゆく存在なのか、その襞々までを十分に見通したいし、見通すことで生きることを心から納得したいという思いをもつからです。/そこでこの論文集の執筆者の皆さんが、私が哲学に対してもつこのようなイメージに対応する主題を選び、どの主題であれ、私と同じような姿勢で論じてくださったことは本当に嬉しいことでした」(679頁)。また、こうも書かれています。「私の哲学的思索について、「生きることの肯定の哲学」だとか「幸福の哲学」とかの評を聞くことがありますが、今回、答弁を書きながら、自分の哲学の営みの中心にあるものは、同時に「哀しみ」でもあるのかな、とあらためて感慨を懐いた次第です。「幸福の哲学」が「哀しみの哲学」でもあるということ、これは如何ともし難いことだと考えています」(680頁)。ちなみに松永さんは『めんどりクウちゃんの大そうどう』という絵本シリーズをご準備中とのことです。

★『ウールフ、黒い湖』は発売済。原書は1948年にオランダで刊行された『Oeroeg』です。ヘラ・S・ハーセ(Hella S. Haase, 1918-2011)はバタヴィア(現ジャカルタ)生まれのオランダの作家で、本国では非常に有名なのだそうですが、日本では本書が初訳。「訳者あとがき ヘラ・S・ハーセ その生涯と作品」(135~196頁)では著者について詳しく紹介しており、本書について「旧植民地で生まれ育った白人少年と現地少年の友情と別離を描き、読者に問いかけるように終わるこの作品は、オランダの東インド植民地文学とポスト・コロニアル文学とのちょうど境目に当たる時期に書かれ、オランダ文学史上においても、きわめて重要な位置づけとなっている」と説明されています。著者自身は「あとがき ウールフと創造の自由」で本作を「過去を探し求める旅の記録」と書いています。オランダの若者である主人公「ぼく」が1947年に現在のインドネシアで過ごした自身の少年時代を振り返り、同年齢の現地少年ウールフとの友情を顧みるというものです。訳者は本作に「誕生から20歳までのほとんどの日々を過ごした旧オランダ領東インド(ジャワ島)での作家自身の体験」が随所に反映されている、とも解説されています。

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# by urag | 2017-11-19 18:30 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
2017年 11月 17日

ブックツリー「哲学読書室」に明石健五さんの選書リストが追加されました

オンライン書店「honto」のブックツリー「哲学読書室」に、『柄谷行人書評集』(読書人、2017年11月)の担当編集者・明石健五さんによるコメント付き選書リスト「今を生きのびるための読書」が追加されました。リンク先にてご覧いただけます。


◎哲学読書室

星野太(ほしの・ふとし:1983-)さん選書「崇高が分かれば西洋が分かる
國分功一郎(こくぶん・こういちろう:1974-)さん選書「意志について考える。そこから中動態の哲学へ!
近藤和敬(こんどう・かずのり:1979-)さん選書「20世紀フランスの哲学地図を書き換える
上尾真道(うえお・まさみち:1979-)さん選書「心のケアを問う哲学。精神医療とフランス現代思想
篠原雅武(しのはら・まさたけ:1975-)さん選書「じつは私たちは、様々な人と会話しながら考えている
渡辺洋平(わたなべ・ようへい:1985-)さん選書「今、哲学を(再)開始するために
西兼志(にし・けんじ:1972-)さん選書「〈アイドル〉を通してメディア文化を考える
岡本健(おかもと・たけし:1983-)さん選書「ゾンビを/で哲学してみる!?
金澤忠信(かなざわ・ただのぶ:1970-)さん選書「19世紀末の歴史的文脈のなかでソシュールを読み直す
藤井俊之(ふじい・としゆき:1979-)さん選書「ナルシシズムの時代に自らを省みることの困難について
吉松覚(よしまつ・さとる:1987-)さん選書「ラディカル無神論をめぐる思想的布置
高桑和巳(たかくわ・かずみ:1972-)さん選書「死刑を考えなおす、何度でも
杉田俊介(すぎた・しゅんすけ:1975-)さん選書「運命論から『ジョジョの奇妙な冒険』を読む
河野真太郎(こうの・しんたろう:1974-)さん選書「労働のいまと〈戦闘美少女〉の現在
岡嶋隆佑(おかじま・りゅうすけ:1987-)さん選書「「実在」とは何か:21世紀哲学の諸潮流
吉田奈緒子(よしだ・なおこ:1968-)さん選書「お金に人生を明け渡したくない人へ
明石健五(あかし・けんご:1965-)さん選書「今を生きのびるための読書

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# by urag | 2017-11-17 09:33 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
2017年 11月 16日

注目新刊:上村忠男『ヴィーコ論集成』みすず書房

★上村忠男さん(訳書:アガンベン『到来する共同体』、編訳書:パーチ『関係主義的現象学への道』、スパヴェンタほか『ヘーゲル弁証法とイタリア哲学』、共訳書:アガンベン『アウシュヴィッツの残りのもの』『涜神』、スピヴァク『ポストコロニアル理性批判』)
みすず書房さんより、今月、上村さんのヴィーコ論をまとめた大冊が刊行されました。目次詳細は書名のリンク先でご確認いただけます。

ヴィーコ論集成
上村忠男著
みすず書房 2017年11月 本体10,000円 A5判上製520頁 ISBN978-4-622-08665-9
カバー表4紹介文より:学問に必要なのは、認識可能なものと不可能なものを区別する原理である。主著『新しい学』を筆頭に、徹底した学問批判を展開したイタリアの哲学者ジャンバッティスタ・ヴィーコ(1668-1744)。今まさに学ぶところの多いその透徹した思考と生涯を研究してきた第一人者による長年にわたる論考を、ここに一書にする。学者としての緻密さと思想家としての奥行きを兼ね備えた、著者のヴィーコ研究の集大成。

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# by urag | 2017-11-16 11:57 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
2017年 11月 15日

今月末発売:笠井叡『金鱗の鰓を取り置く術』現代思潮新社

舞踏家でありオイリュトミストの笠井叡さんが今月末(11月27日)、現代思潮新社さんから大著『金鱗の鰓を取り置く術』をご刊行になります。「きんうろこのえらをとりおくじゅつ」と読むそうです。パンフレットには、目次詳細などの書誌情報のほか、笠井さんご自身による紹介文「「金鱗の鰓を取り置く術」のために」や、高橋巖さん、鈴木邦男さん、萩尾望都さんの推薦文が掲載されていますが、これらは書名のリンク先からご覧いただけますし、版元さんのウェブサイトの同書ニュース欄でPDFが配布されています。なお、来年1月から1年間、月1回ずつ、本書をめぐるワークショップが天使館で開催されるとのことです。詳しい日程や定員や参加費についてはリンク先でご確認いただけます。「完全に目覚めた社会意識、人間関係、国際意識を保持しつつ、「肺呼吸から鰓呼吸への変換」を、実践するためのWSです。社会活動・芸術活動・政治活動のための新しい出発」とのことです。

金鱗の鰓を取り置く術(きんうろこのえらをとりおくじゅつ)
笠井叡著
現代思潮新社 2017年11月 本体20,000円 A5判上製貼函入832頁 ISBN978-4-329-10007-8

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# by urag | 2017-11-15 12:03 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
2017年 11月 12日

注目新刊:『文化・階級・卓越化』青弓社、ほか

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文化・階級・卓越化』トニー・ベネット/マイク・サヴィジ/エリザベス・シルヴァ/アラン・ワード/モデスト・ガヨ=カル/デイヴィッド・ライト著、磯直樹/香川めい/森田次朗/知念渉/相澤真一訳、青弓社、2017年10月、本体6,000円、A5判上製560頁、ISBN978-4-7872-3425-4
世界を揺るがした10日間』ジョン・リード著、伊藤真訳、光文社古典新訳文庫、2017年11月、本体1,540円、748頁、ISBN978-4-334-75365-8
社会分業論』エミール・デュルケーム著、田原音和訳、ちくま学芸文庫、2017年11月、本体1,800円、800頁、ISBN978-4-480-09831-3
鏡の背面――人間的認識の自然誌的考察』コンラート・ローレンツ著、谷口茂訳、ちくま学芸文庫、2017年11月、本体1,600円、512頁、ISBN978-4-480-09832-0
定本 葉隠〔全訳注〕中』山本常朝/田代陣基著、佐藤正英校訂、吉田真樹監訳、ちくま学芸文庫、2017年11月、本体1,500円、528頁、ISBN978-4-480-09822-1

★『文化・階級・卓越化』は「ソシオロジー選書」の第4弾。『Culture, Class, Distinction』(Routledge, 2009)の全訳です。フランスの社会学者ブルデューの主著『ディスタンクシオン』の「問題設定・理論・方法を批判的に継承し、質問紙調査とインタビューを組み合わせた社会調査によって、2000年代以降のイギリス社会の分析に応用した」(版元紹介文より)論集です。第1部「分析の位置づけ」、第2部「嗜好・実践・個人のマッピング」、第3部「文化界と文化資本の構成」、第4部「卓越化の社会的次元」の全4部13章を序論と結論で挟み、「方法論的補遺」として4篇の付録が付されています。巻末にはインタヴューを受けた人々の簡単な紹介(「登場人物」)と「参考文献」「訳者解説」、そして人名と事項の二種の「索引」が付されています。目次詳細は書名のリンク先をご覧ください。文化一般のみならず出版界を考える上でも重要であり、特に第6章「人気と稀有と――読むことの界に関する探究」は必読かと思います。「われわれの質問紙調査からは、本を読むことは相対的に不人気な活動であることが明らかになった」というギクリとする一文から始まり、非常に興味深い具体的な分析が続きます。やや高額な本ですが、それだけの価値はあります。

★『世界を揺るがした10日間』は光文社古典新訳文庫の「ロシア革命100周年企画」第2弾(第1弾は先月刊行の『ロシア革命とは何か――トロツキー革命論集』森田成也訳)です。文庫で刊行された同書の訳本には、原光雄訳(上下巻、岩波文庫、1957年)、大崎平八郎訳(角川文庫、1972年)、松本正雄/村山淳彦訳(上下巻、新日本文庫、1977年)、小笠原豊樹/原暉之訳(ちくま文庫、1992年) などがあり、長く読み継がれてきたベストセラーでしたが、いずれも紙媒体では品切中。タイミングの良い新訳刊行となりました。たった100年前の話と読むのか、遠い昔の話と読むのか、読み手によって様々な感慨を呼び起こす本です。

★ちくま学芸文庫の今月新刊6点から3点のみ挙げると、『社会分業論』は『宗教生活の基本形態――オーストラリアにおけるトーテム体系』(山崎亮訳、2014年)に続く、ちくま学芸文庫でのデュルケームの訳書第2弾。親本は青木書店版「現代社会学大系」第2巻(1971年刊)で、底本はPUF版第7版(1960年刊)。文庫版解説は菊谷和宏さんによるもの。大著ですが分冊ではなく全1巻のままなのは幸いでした。 『鏡の背面』は新思索社版(1996年刊)の文庫化。巻末に「「ちくま学芸文庫」版再刊に寄せて」と題された訳者あとがきがあります。『定本 葉隠〔全訳注〕中』は「葉隠聞書」五~七を収録し、巻末解説「『葉隠』の中心思想とその問題点について――聞書六の74を手掛かりに」は岡田大助さんが執筆されています。来月発売の下巻で全三巻完結です。

★なお同文庫の今月新刊にはチラシ「ちくま学芸文庫創刊25周年フェア」が挟み込まれており、ちくま学芸文庫で読む「思想の星座」20世紀西洋編/日本編の二つのダイアグラムが掲載されています。これは同フェアのウェブサイトにも掲出されているもの。同フェアは今月から全国主要書店で順次開催し、以下の4点6冊が復刊されるとのことです。松田壽男『古代の朱』、稲田浩二編『日本の昔話』上下巻、ベンヤミン『ドイツ悲劇の根源』上下巻、アドルノ『プリズメン』。特にベンヤミンはこの機会を逃さない方が良いと思います。なお、先月末まで紀伊國屋書店チェーンで展開していた、紀伊國屋書店創業90年記念特別企画「知の絆を未来につなげ――河出文庫×ちくま文庫・ちくま学芸文庫合同フェア」でも復刊が行なわれており、河出文庫で、ボルヘスほか『ラテンアメリカ怪談集』鼓直編、寺山修司『青少年のための自殺学入門』の2点、ちくま文庫で荒俣宏『パラノイア創造史』、中島梓『美少年学入門』の2点、合計4点が復刊されています。オリジナルグッズプレゼントの応募期間は終了しましたが、復刊書はまだ入手可能なので、こちらも見逃すことなく購入しておきたいところです。

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★このほか最近では以下の新刊との出会いがありました。

柄谷行人書評集』柄谷行人著、読書人、2017年11月、本体3,200円、四六判上製600頁、ISBN978-4-924671-30-0
映画時評集成 2004ー2016』伊藤洋司著、読書人、2017年11月、本体2,700円、四六判上製528頁、ISBN978-4-924671-31-7
現代思想2017年12月臨時増刊号 総特集=分析哲学』青土社、2017年11月、本体1,800円、A5判並製294頁、ISBN978-4-7917-1355-4
ミルクとはちみつ』ルピ・クーア著、野中モモ訳、アダチプレス、2017年11月、本体1,400円、四六変型判並製208頁、ISBN978-4-908251-07-8

★書評紙「週刊読書人」で知られる株式会社読書人さんはこれまで長らく、書店新風会の年度版『棚づくりに役立つ ロングセラー目録』を発売してこられましたが、このたび自社本出版にも進出されることとなりました。その第一弾が『柄谷行人書評集』と、伊藤洋司さんの『映画時評集成 2004―2016』です。前者は「朝日新聞」に掲載された107本の書評(2005~2017年)を中心に、68年から93年に執筆された書評、作家論、文芸時評、さらに1971年から2002年に発表された文庫解説、全集解説など、単行本未収録作51本も併載され、本書のために書き下ろされた「あとがき」が付されています。書評委員となることによって「『世界史の構造』その他の著作を書くのに必要な最新の文献に継続的に目を通すことができた」と述懐しておられます。

★『映画時評集成 2004―2016』は「週刊読書人」連載「映画時評」を中心にまとめられた一書で、映画作家5氏(青山真治、黒沢清、パスカル・フェラン、ギヨーム・ブラック、ペドロ・コスタ)との対談7本、さらに映画本の回顧、青山真治さんと伊藤さんがそれぞれが選んだ「映画ベスト300」などが収録されています。蓮實重彥さんの推薦文が帯に記されています。曰く「その感覚と知性と筆力の幸運な融合を真に四っとすべき批評家が、ここに登場する」と。刊行を記念して、以下のトークイベントが今月末に予定されています。

出演:黒沢清(映画監督)×伊藤洋司(中央大学教授・フランス文学専攻)
日時:2017年11月28日(火)19時~
場所:東京堂ホール(神保町・東京堂書店本店6階)
料金:500円(要予約:東京堂書店 03-3291-5181)

★『現代思想2017年12月臨時増刊号 総特集=分析哲学』は、分析哲学ガイド、分析哲学の実践、分析哲学のハードコア、分析哲学との対話、分析哲学のハイブリディゼーション、の5部構成で、第一線に経つ20名の寄稿を読むことができる必読文献です。各論文の参考文献は、哲学思想書のご担当者ならチェックしておいて損はありません。ちなみに青土社さんは2017年10月27日(金)12:00から2017年12月27日(水)11:59まで期間限定で開催されている、楽天ブックスの「謝恩価格本フェア」(全品45%OFF)に参加されておられます。見逃せません。

★クーア『ミルクとはちみつ』はアダチプレスさんの約1年ぶりの新刊。原題は『milk and honey』で2014年刊。全米100万部のベストセラー詩集で、すでに世界30か国で翻訳されているそうです。ルピ・クーア(Rupi Kaur, 1992-)さんはインド生まれで、幼少期にカナダに移住。『ミルクとはちみつ』は2014年、彼女が21歳の時に自費出版した第一詩集で、翌2015年にはカナダの出版社Andrews McMeel Publishingから再刊されました。「傷つくこと」「愛すること」「壊れること」「癒やすこと」の全4章で、181篇の詩と92点の自筆イラストを収めています。版元さんによれば彼女は160万ものフォロワーがいる「インスタ詩人」の代表的存在なのだそうです。本書の一節「半分は刃で半分はシルク」(30頁)という言葉は、男性にとっての本書を表わす上で最適な表現のように感じます。「あなたは/絶対に/あなたの正直さを/伝わりやすさと引き換えにしてはだめ」(202頁)と彼女は書いています。先月には『太陽と花々』という第二詩集が英米語圏で発売されています。

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# by urag | 2017-11-12 20:31 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
2017年 11月 09日

中沢研×星野太トークイベント@青山BC本店

★星野太さん(著書:『崇高の修辞学』)
2017年12月8日 (金) に、表参道の青山ブックセンター本店にて行われる、『Ken NAKAZAWA』(赤々舎) 刊行記念のトークイベントにご出演されます。


日程:2017年12月8日 (金) 19:15~20:45 (開場18:45~)
料金:1,350円(税込)
定員:50名様
会場:青山ブックセンター本店内 小教室
お問合せ先:青山ブックセンター本店 電話03-5485-5511(受付時間10:00~22:00)

内容:初の作品集『Ken NAKAZAWA』が赤々舎から出版された、美術家の中沢研さん。針金やテグスなど視覚的ヴォリュームが希薄な素材を用い、展示空間に呼応したインスタレーションを制作する作家として、国内外で高い評価を得ています。今回は『Ken NAKAZAWA』刊行を記念して、本書にテキストを寄稿した哲学者・星野太さんとのトークイベントを開催します。星野さんは今年2月に初の単著『崇高の修辞学』を刊行。美学・哲学・芸術学にわたる崇高論を展開し、今注目される気鋭の哲学者として活躍しています。お二人には一冊の作品集を通し、中沢作品を存分に語り合っていただきます。対話から見えてくる中沢研の世界にどうぞご期待ください。

中沢研(なかざわ・けん)1970年、東京都生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻を修了。主な展覧会に「中沢研展」(アンドーギャラリー、東京/2008〜2017)、「MOTアニュアル1999 ひそやかなラディカリズム」(東京都現代美術館)、「横浜トリエンナーレ2001」(パシフィコ横浜)、「on paper」(ギャラリー・アイゲン+アート ラボ、ドイツ/2013)などがある。

星野太(ほしの・ふとし)1983年生まれ。美学、表象文化論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、金沢美術工芸大学講師。著書に『崇高の修辞学』(月曜社、2017年)、共著に『コンテンポラリー・アート・セオリー』(イオスアートブックス、2013年)、訳書にカンタン・メイヤスー『有限性の後で』(共訳、人文書院、2016年)などがある。

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# by urag | 2017-11-09 15:50 | イベント告知 | Trackback | Comments(0)
2017年 11月 07日

「読売新聞」11月7日付朝刊に『最後の場所』紹介記事

「読売新聞」2017年11月7日付朝刊に、今月の弊社新刊、南嶌宏美術評論集『最後の場所』の紹介記事「南嶌宏さんの美術評論集刊行」が掲載されています。「南嶌さんが伝えたかったのは、個々の作品の良しあしや解釈よりも、美術の存在意義といった根本的なことであることがうかがえる」と評していただいています。



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# by urag | 2017-11-07 10:50 | 広告・書評 | Trackback | Comments(0)
2017年 11月 06日

過去記事整理:1年前の月曜社刊行書籍

◎2016年11月11日発売:森山大道×鈴木一誌『絶対平面都市』 本体2,750円
紹介記事1⇒「東奥日報」2016年12月16日付など
短評⇒「週刊読書人」2016年12月16日号「2016年の収穫 41人へのアンケート」神藏美子氏
紹介記事2⇒『アイデア』No.360(2017.1)「book」欄
書評1⇒上野昂志氏書評「急かされ。考えさせられる」(『キネマ旬報』2017年2月上旬号「映画・書評」欄)
書評2⇒大竹昭子氏書評(『朝日新聞』2017年1月22日付「読書」欄)
書評3⇒小原真史氏書評「奇妙なダイアローグ 優れた森山大道論であり写真論」(「週刊読書人」2017年2月10日号)
書評4⇒土肥寿郎氏書評「写真の本質 対話重ね迫る」(『北海道新聞』2017年2月12日付「本の森」欄)

◎2016年9月2日発売:森山大道『Osaka』本体3,500円

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トップに掲げた固定エントリー内の「出版=書店業界情報:リンクまとめ」にある以下の文章を削除しました。事情は大して変わっていませんが、昔よりかはコメントするようになったためです。

日々この業界ではたくさんの出来事が起こっていて、それぞれにコメントしたい気もするし、実際言うべきこともままあるのですが、出来事に振り回されるのは嫌だし、こみいった背景をうまく説明できなかったり、しがらみのせいではっきり言えなかったりするのが現実なので、出来事情報は下記のリンクを随時ご参照下さいませ。

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# by urag | 2017-11-06 17:53 | 芸術書既刊 | Trackback | Comments(0)
2017年 11月 06日

「共同通信」配信記事に『ユニオンジャック~』の書評

「共同通信」より弊社8月刊『ユニオンジャックに黒はない』の書評が配信されています。「河北新報」では10月1日付読書欄の「新刊抄」に掲載されました。「英国の文化研究の対価が現代の人種問題の構造を分析した1980年代の古典的著作の初訳英国の人種暴動を素材に、差別への多様な抵抗を新たな社会運動と位置付け、国民意識との対抗構造を徹底分析する。/その考察が、英国での刊行から30年を経た今も古びていないことは驚きだ」と評していただいています。



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# by urag | 2017-11-06 10:56 | 広告・書評 | Trackback | Comments(0)